暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
第62話 不意打ち
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あ! 皆来て! 書き置きがあったわ!」

 と、台所に向かったレイナーレの声に台所に向かってみれば、レイナーレの手に一枚のメモ用紙が。

「えっと、なになに? 『お父さんの会社の工場で事故があり、至急お父さんが会社に呼び出されました。お母さんも手伝いとお父さんのお世話のために一緒に行ってきます。帰りは明後日の夕方になると思います。皆いい子で留守番していてくださいね? PS. 黒歌ちゃん、火織ちゃん。皆のこと、よろしくね』……だってさ」

「「「「ちょっと待って!」」」」

 あらぁ、おじさん達急なお仕事か。それじゃあ居なくてもしょうがないね。で、何でイッセーに龍巳、白音、さらには部長まで声を上げたのかな?

「なんで追伸の中で俺の名前が入ってないんだ!? 普通そこは実の息子の俺だろ!?」

「それ、我も!」

「部長たちはともかく、私達の名前が無いのは納得いきません」

「それどういう意味よ白音!? と言うより黒歌はまだ分かるとして、なぜ最年長の私ではなく火織なの!?」

「ま、まぁまぁ皆……」

 と、私は皆を宥めようとするんだけど……

「まぁ結局のところ4人共頼りないからじゃにゃい?」

 という笑いながら言った黒姉の言葉に

「「「「ぐはっ!?」」」」

 あ、死んだ。

「……とりあえず任されちゃったし、晩御飯の準備しよっか」

「そうにゃね。こんなに人数いるし、久しぶりに腕がなるにゃ〜♪」

 と、冷蔵庫を開けた黒姉は

「うっ!?」

 という言葉と共に固まった。

「どしたの黒姉?」

「しまった……おばさんしてくれてると思って買い物するの忘れてたにゃ」

「え!? じゃあ今冷蔵庫に残ってるのって!」

 た、確か今朝冷蔵庫覗いた時に残っていたものといえば……

「では私が調理いたしましょう」

「グレイフィアさん?」

「私はメイドです。残っていたのがどのような食材であろうと、必ずや皆様の満足するお夕食を準備いたしましょう」

 あはは、確かにグレイフィアさんなら出来るでしょうね。でもそのくらいなら黒姉だって出来る。今問題なのは残ってる食材の種類じゃないんだよね。

「これで何か作れたら弟子入りするにゃ」

 そして黒姉がどいて見えるようになった冷蔵庫の中を見て、流石のグレイフィアさんも固まった。なぜなら……

「マジで!? 長ネギと味噌しか無いじゃん!?」

 そう、イッセーの言った通り、冷蔵庫に食材は長ネギと味噌しか無いのよ。あとはジュースや調味料といった物がちらほらとあるだけ。流石にこれでこの人数の料理なんて1流のメイドでも出来るはずがない。

「お米は炊けばあるけど……これで出来るのはご飯にねぎ味噌かけたね
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