暁 〜小説投稿サイト〜
日向の兎
1部
11話
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
才能が無いのなら自信をつけろ、それが天才に勝利するたった一つの道だ」
「はい、ありがとうございます!!」
リーは元気良く返事をすると、黙々と腕立て伏せを始めた。思い立ったら吉日、そういう態度は中々結構だぞ。
「ふーん、ヒジリって天才側に立って努力なんて無駄、とか言うタイプかと思ってたから意外」
「私はどちらかと言えば才ある人間ではないからな」
「それ、ネジが聞いたら泣くよ?」
「おいおい、私は単純にこの眼があるから人の動きが読めるのであって、それは私の力ではなくこの眼の性能だ。
仮にこの眼を君が生まれ持ったとしたら、私と同じ事が出来ただろう……最もこんな眼は誰も欲しがらんだろうがな」
「あのさ、時々そうやって自分の眼の事を嫌がってるけど、それって何かに理由があるの?私には便利な物だなって思うんだけど」
「そうだな……ネジはまだまだ終わりそうにないので、その間少し昔話をしてやろう」
「昔話?」
「ああ、つまらん話だがな」

















[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ