箒嬢のヒロイン力が上昇した!!
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ってくる物だとばかり、俺が知ってる原作箒嬢と随分と食い違うな。なんかお淑やかになったというか丸くなったって言うの?今も顔を赤らめて両手を組んで胸の前でなんか親指を弾いたりしてるし、何この可愛い女の子。
「いやぁマジで美人になったなぁ」
「そ、それを言うなら、こ、心だってそ、その………カッコ良くなったじゃないか………」
「おっ本当か?」
「う、うむ。昔と変わらない綺麗で長い髪も良い……」
いやぁ褒められると嬉しいなぁ。この青い長い髪、ランサー兄貴みたいでカッコイイだよなぁ。まあ髪を伸ばし始めたのは餓鬼の頃に伸びた髪を切ろうとしたら箒嬢に勿体無いって言われた事が始まりなんだけどね。あっそうだ
「こ、心!?」
「前に言ったよね、また会ったらその状況で出来る事を一つやってあげるって」
「お、覚えていてくれたのか…?あんな私が勝手に言い出した約束を………?」
「勿論、箒嬢との約束だからねぇ」
否実際は今の今まで忘れてましたサーセン、でも顔はきっちりしておこう、顔にさえ出さなければ絶対にばれない筈だ。にしても、目の前で膝を突いただけでそんな慌てるかね?落ち着きたまえ^^
「な、何でも良いのか……?」
「勿論」
「で、では頭を撫でて欲しい………」
………へっ?まさか今の?それだけ?マジで?私と付き合って欲しいとか言ってくるかとばかり思ってました、もしかして原作よりもヒロイン力上がってるんじゃね?否それは言いすぎか。ほんじゃま立って、頭を撫で撫で。あっすっげえ髪がサラサラしてて良い匂いする。撫で心地が凄い良いじゃん、うわぁこのまま撫で続けてたいわぁ、箒嬢って癒し系キャラだったのか。いやそれだとのほほんさんと被るな、だから癒し系(物理)キャラか!!どうでもいいけど(物理)って付けるとどうして殴るとか蹴るとかに聞こえるよね。
「どうだい箒嬢、こんな感じで良いかな?」
「んっ〜……ああ、とっても気持ち良い……もっとして欲しい………」
否マジでこれ誰、中身のほほんさんとか言わんよな。ってやべもう時間がやばいな、戻らないと先生の出席簿が落ちる!!それは受けたくないぁ避雷針絶対に効かんだろうし。
「ぁっ…もう終わりか…?」
そんなに目をウルウルさせないでぇ!!保護欲がぁ!保護欲がぁああ!!!
「もう休み時間が終わっちまうしな、今は此処までだ。また今度やってやるからさ」
「約束だぞ………?」
「ああ約束だ」
こうして俺は上機嫌になった箒嬢と一緒に教室に戻りました、仲良く手を繋いで。あれ、これもう傍から見たら完全なカップルじゃね?
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ