第一幕その七
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「他の人達も」
「そうよね、オズの国でもね」
この国でもというのです。
「皆好きになってるけれど、どっちもね」
「どっちが好きかは」
「その時次第ね」
どちらも食べる人はです。
「どちらにもいいものがあるから」
「そうですよね」
「お蕎麦もね」
こちらもと言うドロシーでした。
「美味しいのよね」
「そうですね」
「そう、それじゃあね」
「今からですね」
「一緒に食べてね」
そうしてというのです。
「また歩きましょう」
「大学に向けて、ですね」
「そうしましょう」
こう五人に言うのでした、そうしてです。
ドロシーは親子丼もおうどんも食べていきます、勿論五人もです。そうしながらドロシーにカルロスがこんなことを言いました。
「あの、大学では」
「大学のこと?」
「サッカーはしていますか?」
「あっ、あのスポーツね」
「はい、していますか?」
「勿論よ。ただね」
それでもと言うのです、ドロシーは。
「オズの国はアメリカの影響がそのまま出る国だから」
「スポーツもですか」
「サッカーよりも野球やバスケの方が盛んね」
「王立大学でもですね」
「そうだ、だからね」
それでだというのです。
「サッカーはしていてもね」
「する人もですか」
「カルロスの国よりは少ないと思うわ」
ブラジルよりも、というのです。
「多分だけれどね」
「そうですか、僕としては」
「カルロスはサッカーが好きなのね」
「はい、大好きです」
その通りだというのです。
「御飯の次に好きです」
「そうなのね」
「サッカーのグラウンドは」
「どうなのかしらね」
ここで首を傾げさせても言ったドロシーでした。
「実は私サッカーはしないから」
「あっ、そうなんですか」
「そうなの、旅行をしたり散歩はするけれど」
それでもなのでした、ドロシーは。
「けれどね」
「サッカーはされないんですね」
「他のスポーツもね」
ドロシーは昔からです、いつも色々とある旅行はします。けれどスポーツ自体はといいますと。
「しないの」
「そうですか」
「いつも歩いて身体を動かしているせいかしら」
スポーツはしなくても活発です、このことはドロシーだけでなくベッツイやトロットもそうです。オズの国に来た娘達は。
「だからね」
「スポーツはですか」
「しないわ」
「サッカーも」
「そうなの、けれどカルロスは」
「はい、サッカー大好きです」
自分のおうどんを食べながらにこにことして言うカルロスでした。
「他のスポーツも、ですけれど」
「他にはどんなスポーツが好きなの?」
「野球もバスケも好きですし」
まずは球技から答えたカルロスでした。
「テニスも」
「あっ、テニスも好きなの
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