暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos47律のマテリアルO/氷災の征服者〜Oighear The Fearbringer〜
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ヒビが入り始めたシールド。砕かれる、って諦めそうになったんだけど。完全に砕けれる前に、アイルちゃんの竜巻が消えた。と同時、アイルちゃんが急降下して来て、「ニヌルタ!」私の“スノーホワイト”と同じデザインのグローブの爪から生えた、刀の様な氷の爪での斬撃を振るってきた。

「わわ、危ない!」

――アイスミラー――

シールドで防御。アイルちゃんの斬撃によって縁にある氷が砕けちゃう。アイルちゃんは高笑いを発しながら「補助魔導師であるあなたとは違い、私は前線でも戦える戦闘魔導師へと生まれ変わったのですわ!」右に左に爪を振るい続けてくる。

「スノーホワイト!」

≪バインドバレット・サークルシフト!≫

アイルちゃんの周囲に展開する魔力弾12発。すぐさま発射する。アイルちゃんは「小賢しいですわよ」って微笑むと、アイルちゃんを護るように吹雪が円環状に発生して私の魔力弾を全弾、凍結破壊しちゃった。それと一緒にシールドが切り裂かれて砕けた、

「きゃぁぁぁぁぁ!!」

その衝撃に踏ん張りきれなかった私は真っ逆さまに墜落。体勢を立て直すことに集中・・・したいんだけど、「私のオリジナルは、その程度ですの!?」容赦なく冷気弾イガリマを降り注がせてくる。

「本当に容赦ないよ・・・!」

≪ですわね。私と同じ口調でスズカに暴言など、許せるものではないですわ≫

急に墜落停止をして的になるんじゃなくて、緩やかな軌道で水平飛行に移る。その間にも降り注いで来る冷気弾を避けながら、緩やかな軌道で上昇を始める。

「スノーホワイト!」

≪フローズンバレット!≫

本当は戦いたくないけど話じゃ止まってくれないみたいだし、アイルちゃんの言う通り勝って、それから話を聞いてもらおう。冷気弾を連射しながらアイルちゃんより高度を上げようと試みる。

「私の上を、そう容易く取れるとは思わないでほしいですわ!」

――ムンム――

――イガリマ――

頭上に展開される魔法陣。そしてそこに向かって放たれてきた冷気弾が反射して、「きゃあああ!」私の頭上へと降り注いできた。9発中3発の直撃。2発が掠って、残り4発は外れた。着弾した左右の袖とコートの裾が凍って砕け散った。

≪スズカ!?≫

「大丈夫だよ、スノーホワイト。ちゃんと非殺傷効果を付けてくれてるみたいだから」

物理破壊設定だったら、バリアジャケットどころか生身まで凍らされていたかもしれない。でも、アイルちゃんは非殺傷設定で戦ってくれてる。

「アイルちゃん、優しいね!」

「優しっ――ば、馬鹿を言っているんじゃないですわ! 再起動したばかりでちゃんと設定が出来ていなかったからですわ、運が良かったですわね、オリジナル!」

「照れなくても良いの
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