暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos47律のマテリアルO/氷災の征服者〜Oighear The Fearbringer〜
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、運命を変革する者たち。つい先ほどのU-Dとフローリアン姉妹の会話を、強いノイズ混じりだったがいくつか聞き取ることが出来た。時と運命を操ってはいけない、厳然たる守護者であれ。おそらく彼女たち姉妹の出現が、他の来訪者の子たちの時間移動に関係していると見ている』
その映像はわたし達もここで観ていたから頷き返す。これでフローリアン姉妹。聖王教会が崇め奉る聖王、そのうちの御一人であり聖王女オリヴィエ様とそっくりで、なのはの子供らしいけど、血の繋がりはきっとない高町ヴィヴィオ。覇王イングヴァルトの子孫と思われるアインハルト。あと外見が極悪なトーマと、その融合騎リリィ。彼女たちは未来からの渡航者だと確定。
(ヴィヴィオって子と、フォルセティって子が、プロジェクトFによるクローンだとすれば、たぶんアレらを使ったんだ)
クローンを生み出すには元になる人物の遺伝子が必要だ。思い当たる節はある。聖王教会から盗まれた聖遺物、聖王女の聖骸布、魔神の髪輪。未だに犯人も聖遺物も発見されてない。これは聖王教会史上、最悪な失態だ。
『僕とルシルは今、フローリアン姉妹からの事情聴取もあるため、第零技術部へと来ている』
モニターに映り込むのは、応接室のソファに腰掛けたルシルと、その後ろをテクテク歩くチンクとクアットロ。クアットロだけがわたし達に向かって手をヒラヒラと振った。
『闇の欠片たちは、八神家の活躍もあって鳴りを潜めているとのことだ。新たな欠片の発生もない。問題は他の渡航者と――』
長テーブル上に複数のモニターが展開される。そのうち2枚に表示されているのが砕け得ぬ闇だ。片方は白、もう片方は赤へと防護服が変化している姿。その他はヴィヴィオ達だ。
『砕け得ぬ闇、識別名はU-D――アンブレイカブル・ダーク。彼女らの捜索を、君たちに任せたい。だが発見したと言っても戦闘をしかけないように注意してくれ。あれほどまでに凶悪な戦闘能力だ、対策もなしに挑んでも返り討ちに遭うのが関の山だ』
映像で観ただけだけど、その魔力や強さはよく理解できる。重い空気に包まれる中「その対策ってそう簡単に立てられるもんなの?」アリサが挙手。
『それをフローリアン姉妹から聴取する。あとは、マテリアル達から聴く必要もあるし、是非とも協力を求めたい。ルシルが言うには、というか僕もそう思うが、マテリアル達もこの切迫した事態だ、そう間を置かずに復活するはず。そこを狙う。エイミィやアリシア、観測スタッフが常時マテリアルの反応を探ってくれて――』
クロノがそこまで言いかけたところで、ブリーフィングルームに通信コールが鳴った後、『こちらアースラブリッジ』アリシアからの通信が入った。わたしが代表して「どうしたの?」って訊ねる。
『闇の欠片たちの反応が急激に増えたの。発生点
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