暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos47律のマテリアルO/氷災の征服者〜Oighear The Fearbringer〜
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、プロジェクトF.A.T.E・・・!?」
「っ!?」
シャルどころかクロノまでが驚愕に染まる顔を俺に向けてきた。俺は「あくまで可能性として、だけどな」と最後に付け加えた。フェイト、エリオ、ヴィヴィオ。スカリエッティの技術で生まれた子たち。富豪とは言え一般家庭のモンディアル家ですらもプロジェクトFと繋がりを持てる。高確率でプロジェクトFによって生まれた1人だろう。
「というわけで、俺とはやては絶対にそういう関係にはならない。高町ヴィヴィオという子もまた、クローンと思う。これでいいだろ、シャル」
「それは、うん・・・。でも、プロジェクトFがまだ続いているなんて・・・」
「ルシルの推測が事実であるなら、このことはフェイトには黙っている方が良いな」
「ああ」「うん」
こうして、俺とシャルとクロノだけの秘密が生まれた。その約束も10年後には自然に破棄されてしまうが。そして俺とクロノ、ティファレト、フローリアン姉妹は、本局は第零技術部のトランスポーターへと直通転移した。
†††Sideルシリオンル⇒イリス†††
クロノやルシル達と別れてひとりブリーフィングルームに戻ると、わたしが出てく前と同じままはやて達が椅子に座って待っててくれた。わたしは元の席に座って、それからシグナム達も戻ってきたところで、『みんな、集まっているか?』ってクロノから通信。ブリーフィングが始まる。
『よし、では始めよう。まず未来からの来訪者、高町ヴィヴィオ、ハイディ・E・S・イングヴァルト、おそらくと付くが、トーマ・アヴェニールとリリィ・シュトロゼック。そして、アミティエ・フローリアンとキリエ・フローリアンもまた、未来からの渡航者である、と結論付ける』
クロノがそう話を切り出すと、「アミティエさん達も?」となのはが訊き返した。そんな予感はしていたから、わたしはもう驚くこともない。クロノは頷いて、『騎士カリムの預言にあった』とそう答えた。これにはわたしも驚いた。
「カリムの
預言者の著書
(
プロフェーティン・シュリフテン
)
で出たの? 今回の事件のこと・・・!」
「ああ。本局で、ヴェロッサ経由で騎士カリムからの預言を聞いた」
「あの、シャルちゃん、クロノ君。カリムさんの固有スキルって?」
「あ、うん。カリムはね――」
すずかの疑問に答えるべく、わたしはカリムの固有スキルについて話す。預言者の著書プロフェーティン・シュリフテン。最短で半年、最長で数年先の未来を、詩文形式で書きだした預言書を作成するという能力。だけど、発動条件も厳しく、的中率もさほど高くないってことになってる。でも実際は、的中率の低さは解読ミスによるところが大きい。古代ベルカ語の中でも特に古い言語だからね。
『預言書にあった、未来からの来訪者
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