戦争、介入します
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と転生悪魔達である。
前者は、先の発言とこの状態が彼の琴線に触れるのでは? と嫌な予感が走って気が気ではなく、後者は実力差を理解したが故に、嫌な汗を滝の様にかいていた。
そして、彼等の嫌な予感は的中する。
――……何者なるやと問いを投げるか。数万を生きているであろう悪魔が、守護獣たるワタシに向けて。我が気配を知覚して尚、この魔力を知らぬと申すなら、そんな蒙昧は生かしておく価値すらない!!
その言葉が終わると同時に、太陽が陰る。そして其の数瞬後、三陣営の中央、ドライグとアルビオンの傍にズェピアが舞い降りた。
『さて、有象無象の相手をするのも久方振りであるな。ドライグ、アルビオン、貴様等は何とする? 巻き添え覚悟で先の喧嘩の再開をするも良し、別な場所に移動してから再開するも良し。好きにしろ』
「ふむ、ではお前と共に此奴等を叩くとしよう。アルビオンよ、お前はどうする?」
「私もドライグと同じくだ。如何にも此奴等は私達の戦いの邪魔ばかりして来るのでな。少々灸を据えてやるとする」
『ふむ。人数こそ足りないが、また共に暴れようではないか。数万年前のあの時の様に』
「……我等ドラゴンを対等に扱い、一個の存在として者は神々以外では恐らくはお前だけであろうな」
「うむ、そうだな。しかし、突撃隊長や殲滅兵長、回復班長、威嚇曹長、威圧准尉、捕縛部長、拷問少尉、根絶将軍、撃滅軍曹、尋問大佐、特攻少将、防御准将、滅殺中佐が居ないと少し物足りないがな。貴様の配下も居ないようだしな」
『なに、補強大将と補助大将、其れに余だ。これだけでも充分過ぎるであろう?』
「……いや、どちらかと言うと無敵元帥がいる時点で過剰戦力この上無いのだが」
「全く持ってドライグに同意だ」
そう言いつつ、自身の魔力を高めていく二天龍。しかし、ここで先程とは違う貴族悪魔達が口を開く。
「なんだ、守護獣等と言うから黙示録の皇獣の666が出てくるかと思って警戒してみれば、出て来たのは下等種族の人間。しかも一匹のみとはな!」
「グハハハハハハ!! 笑わせてくれる! 人間風情が守護獣を名乗り、剰え蜥蜴と徒党を組んで何をするかと思えば我々の相手をするとな!?」
「粋がるのも大概にしておけよ人間風情が。我等の眼前に現れるだけでも罪であると言うのに、言うに事欠いて我等を有象無象とな?」
「下等種族が
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