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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth15エリーゼの涙・アムルは燃え朽ちて〜No mercY〜
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ナを助けに行かないと・・・!」
「助けに行ってもダメ。アンナは・・・元から死ぬつもりなの」
「「「え・・・?」」」
「自分だって人質としてディレクトア達の活動を邪魔する駒にされるかもしれない。だからアンナは考えた。死んでもアムルに損害がない自分って決めつけたアンナは、エリーゼを連れて来いって指示を出した奴を暗殺するつもりなの。何もせずとも偽者とバレれば殺される。だったら殺される覚悟で・・・・」
それがアンナの狙いだった。始めから死ぬつもりだったんだ。だから、さようなら、って。もう全部は手遅れなんだって思えてしまう。もう何も出来ない。「アンナ・・・アンナぁぁぁ・・・!」出来る事と言えば、泣くことくらいだった・・・・。
?―?―?―?・・・回想終わりです・・・?―?―?―?
話を終える。オーディンさん達も、アンナのその覚悟と行動に顔を青褪めさせた。そしてすぐに「マイスターっ、アンナを助けに行こうよっ!」アギトがオーディンさんにそう言うと、オーディンさんも「もちろんだっ」って踵を返そうとする。
オーディンさん達グラオベン・オルデンなら、きっとグレゴールを相手でもアンナを取り戻せるはず。だからお願いしますって言おうとしたんだけど、ターニャが「ダメだよディレクトア」オーディンさんを止めた。
「どうしてなのターニャ? まさかアンナを見捨てる、なんて事は無いわよね・・?」
「私だってアンナを助けたい。でも・・・アンナを盾にされたら、いくらみんなでも勝手が出来ないでしょ・・・?」
「だからと言って見捨てるわけにはいくまい。アンナは我々の大切な家族だ。家族に危害が迫っているのならば、何をしても助ける」
「最悪アンナが深い傷を負っても、私とシャマルで完璧に治す。もちろん最悪な展開などにさせない。大丈夫だよターニャ。それにエリーゼ、モニカ、ルファ。必ずアンナを無事に連れてかえ――」
――フェイルノート――
空気を裂く音と一緒にアムル上空を飛んできたのは、あの巨大な砲撃を反射するための砲弾。
「くそっ、魔力が残り少ない時に限って・・・!」
オーディンさんが憎々しげにそう呟いたのが聞こえたから、すぐにオーディンさんの右手を取って、手の甲に口づけする。わたしの能力・乙女の祝福クス・デア・ヒルフェを発動。2つ有る魔力核の片方の魔力を全てオーディンさんに流す。
「助かったよエリーゼ。・・・ちょっと無茶が出来そうだな。アイリ・・・!」
アイリって呼ばれた新しい家族の子は「うんっ!」力強く頷いて、オーディンさんと融合した。そして「我が手に携えしは友が誇りし至高の幻想」オーディンさんは詠唱して、両手を空に翳した。
――
天花護盾
(
クリュスタッロス・アントス
)
――
空に咲くのは、氷で出来た
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