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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth14信念に集う新たな家族・氷結の融合騎士 〜EiliE〜
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ォンは正常に戻ったようだ。私を睨みつけた双眸にはノイズは奔ってなく、しっかりと意志が宿っている。
――
岩衝鉄破
(
フェルゼン・ベルク
)
――
周囲から岩石の剣山が突き出してきた。回避のために空へと上がる。どれだけ強力な土石系術師だろうが、空へと上がれば攻撃手段は減る。何せ土や岩や砂で構成されている地面が攻防に必要だ。だから土石系は陸戦に於いては最強と言っても過言じゃないが、空戦にはめっぽう弱い。しかしゼフォンは何を思ったのか孔雀の尾羽のような翼――エラトマ・エギエネスを翻して追翔してきた。土石系を扱う奴が、わざわざ空戦最強と謳われた私を相手に何が出来る?
「馬鹿が! 地面から離れた土石系術師がどれだけ無様に終わりを迎えるか知れッ!」
――
弓神の狩猟
(
コード・ウル
)
――
魔力弓を具現し、『ズィーベン。アギトの炎熱付加のような術式できるか?』私の内に居るズィーベンに訊く。ズィーベンの『出来るよ。今する?』という返しに『もちろん今』即答すると、『難しいけど、やる、やらせてくださいっ』逆にお願いされた。アギトより相性の良いズィーベン。アギトには本当に悪いが、これからも度々融合してもらおうかな、なんて。
『魔神、行くよっ』
――氷結圏――
弓に番えた
魔力矢
(
ウル
)
にズィーベンの氷結付加が施された。正直ズィーベンの性能に驚いた。ここまで完璧に私の魔術に氷結効果を付加できるとは。そんな予想以上の働きを見せてくれたズィーベンに『ありがとう』と礼を告げ、彼女によって付加された冷気を纏うウルを放つ。
槍の如き長さを持つウルは真っ直ぐに空を翔け、ゼフォンとの距離約200m程で無数の光線と化し、奴を全方位から襲撃する。ゼフォンは流れるような動きでウルを回避し続けるが、次第に包囲が狭まっていく事を察し、
――
空衝岩槍穿
(
シュレッケン・シュペーア
)
――
地面より勢いよく突き出してきた岩石の塔で防御するという手段を取った。それでもウルは岩の塔を避けるようにゼフォンへと殺到しようとするが、それを拒むように連続で岩の塔を突き出させる。ゼフォンの周囲を囲うように岩の塔は並び、ウルは全弾潰された。だが、それは悪手だぞ。
私は一気に高度を上げ、ゼフォンを囲う岩の塔の真上へ移動。ゼフォンがこちらを見上げて、目を見開いた。ああそうだ。逃げ場は無いぞ、ゼフォン。自ら逃げ場を潰したその愚行。死んで後悔しろ。もう一度魔力弓を具現し、『氷結圏!』ズィーベンの氷結効果がウルに付加された。
「今度こそ終わりだ」
――
弓神の狩猟
(
コード・ウル
)
・ver.Gestober――
ウルを放つ。もはや絨毯爆撃となっているウルに対し、ゼフォンはどんな方法で防御ないし回避を取るか。回避はまず無理だろう。防御は、方法は1つある。ゼフォンがそれ
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