暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth14信念に集う新たな家族・氷結の融合騎士 〜EiliE〜
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て「魔神。その、わたし、頑張るからね」って告げる。すると魔神は「いいよ。気負わなくて」小さく笑った後に「ふえっ・・・!?」空いてる手でわたしの頭を撫でた。「少し荒っぽくなるぞ・・・!」ものすごい速さで次々と飛んで来る岩塊を回避する魔神。これは・・・ちょっと目が回るかもね、うん。

「ねえ、魔神。もう一度、わたしと融合して。今度は、最後まで・・・」

「・・・いいのか?」

「もう決めたの。わたし、魔神をロードにするって。だからね・・・!」

「・・・ありがとう、ズィーベン。もう少しだけ力を借りるぞ」

わたしと魔神はまた融合を果たす。するとまた『あ゛あ゛っ! またマイスターと融合してるぅぅっ!』アギトお姉ちゃんからうるさい思念通話。わたしが応じる前に『すまないな、アギト。今だけは許してくれ』魔神がアギトお姉ちゃんにそう言うと、アギトお姉ちゃんもマイスターにお願いされて『うぅ〜・・うん』許してくれた。そんな時、「はあっ!? 撤退っ?」ゼフォンの大声が聞こえてきた。

「撤退指示? 誰が逃がすものかッ!!『シグナム。一気に決めたい。連撃、行けるか?』」

『もちろんです。いつでもどうぞ!』

直後、魔神とシグナムっていうアギトお姉ちゃんのロードが同時にゼフォンへ向かって急降下。ゼフォンをここで斃せたらわたしは壊されないで済んで、そして魔神の融合騎になる事が出来る。

(そんな未来を望んでいいよね・・・ドライお姉ちゃん)

†††Sideズィーベン⇒オーディン†††

“エヴェストルム”を起動し、二刀一対のツヴィリンゲン・シュベーアトフォルムへ変形させる。視界に映るゼフォンは歯噛みし、「クソがっ!」と撤退指示に対して不満爆発と言った風だ。それでいい。その方がこちらとして好都合。消滅しない程度に破壊して、ガーデンベルグ達の話を聴かせてもらおう。
返答によっては、もうベルカから離れなくてはならなくなるかもしれない。ここまで関わっておいて、今さら私用があるから抜けさせてもらいます、なんて都合の良い事を言いたくないが。それに、「エリーゼ・・・」彼女から向けられている好意にも決着をつけておかないとダメ・・・だよな。

「俺っちは・・・堕天使としてのエグリゴリを貫かせてもらうっつうのっ!!」

――岩衝鉄破(フェルゼン・ベルク)――

ゼフォンの頭上前後から挟撃するように降下した私とシグナムに向けて、岩石の剣山が突き出してくる。防御や迎撃で動きを少しでも鈍らされると、追撃で墜とされる可能性があるため回避行動を取る。シグナムも同じ考えで、剣山を回避を終えた。そして、

「いくぞッ、シグナム、アギトっ!」

「はいっ、オーディン!」『うんっ、マイスターっ!』

――集い纏え(コード)、|汝の火炎槍《フロガゼ
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