暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth14信念に集う新たな家族・氷結の融合騎士 〜EiliE〜
[12/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「アイリっ。わたし、アイリっ♪」またもや御機嫌オーラ全開、満面スマイル、ハート乱舞で自己紹介した。するとシャマルは「可愛いっ♪ グラオベン・オルデン――というよりセインテスト家の末っ子ちゃんねっ」アイリを抱きしめた。
「改めて私から紹介するよ、シャマル、ザフィーラ。この子はアイリ。アギトの妹にあたる氷結の融合騎だ」
「よろしくね。えっと・・・」
「シャマルよ。アイリちゃん」
「主が認めたのなら歓迎しよう。ザフィーラだ」
自己紹介を終えて、今回の戦闘で被った損害を国境防衛騎士団の隊長クラスの騎士たちから被害状況などを確認。
死者は出なかったが、3分の1である300人弱に重軽傷者が出た。死者が出なかった分、イリュリア騎士団よりかはマシだな。それから私たちグラオベン・オルデンは防衛騎士団と別れ、アムルへの帰路に着いたところで「しかし・・・・エグリゴリとは恐ろしい者でした・・・」シグナムがボソッと呟く。
「だな。あとで出て来たミュールって奴も凄かった・・・」
「ゼフォン。ミュール。どちらもエグリゴリだが・・・。オーディン、あなたはあの2体を指して複製品と仰っていましたが・・・」
自力で歩けるまで回復し、私の側を歩くシュリエルが真剣な眼差しを向けて来た。アギト達も、私から“エグリゴリ”について聴きたいようだ。
「ああ。ミュールとゼフォンは私の追っているエグリゴリとは別物だ。ミュール達を造ったのはイリュリアの人間だ。オリジナルのエグリゴリ――いやヴァルキリーは私の遠い祖先が、今は滅んでいる技術で生み出したものだ」
嘘をまた1つ。“堕天使エグリゴリ”の基である“戦天使ヴァルキリー”を生み出したのは私とシェフィだ。
「もしミュール達がオリジナルなら、こう言ってはなんだが敵味方関係なく・・・アギト達も含めて全員殺されていただろう。真っ向から戦えるのは私1人だけ。しかしみんなを護りながらとなると、私とて無事で済まない」
「そ、そんなに強いんですか? オーディンさんの追うエグリゴリは・・!?」
「魔力出力だけで大いに違うな。私が先にゼフォンに対して発動したいくつかの魔道を皆はどう思った?」
「どうって・・・すげぇなって。あんなデタラメな魔力と魔導、人が使うの初めて見たし」
ヴィータを皮切りにシグナム達も同じような感想を言っていく。SSSランクで慄いているみんなに「オリジナルはその魔力以上を出し、私の魔道をその身に受けても平然としていられるんだ」そう告げると、しばらく沈黙。そして信じられないと言った風に失笑。私が表情を硬くしたまま無言で居ると、私の言っていることが真実で事実なんだと察したみんなは俯いた。
「私も今以上の魔力を出す事は出来る。しかしその代償として・・・」
「記憶を失
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ