第28話 カトレア
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在がマリーの子守をした。カトレアも偏在で夫の手伝いをした。
一条家にとっても目から鱗が落ちる思いだった。偏在を利用して研究の幅を拡げると共に諜報活動にも活用して行った。
「皆の分のお茶をお願いね。」
カトレアは皆を応接間に案内し、メイドにお茶をお願いすると立体TV(ソリビジョン)にマリーの成長記録のディスクをセットして映像を流し始めた。
ラ・ヴァリエール家の皆は映像で盛り上がっていた。カトレアやルイズの幼い頃にそっくりだとか、初めて言葉を話したのことに感動したりしていた。
そんなおりカトレアの携帯にメールの着信音が鳴った。カトレアはメールを確認するとマリーを抱いて立ち上がった。
「間もなく一条家の皆さんも到着されます。私はお出迎えしますので、切りの良いとこで広間に集まって下さいね。」
カトレアはそう告げると、部屋を後にしてフネの駐艇場に向かった。
屋敷の外に出ると、遠くから小型のフネが空を飛んで近付いて来ている。
「ルイズとユメちゃんも魔法の訓練は、それまでにしてドレスアップして来なさい。間もなく一条家の皆さんもお着きになるわよ。」
「「はい。」」
二人は魔法の訓練を中止して、カトレアに返事をすると、母屋に向かって飛んでいった。
Sideout
Side マリー・ルイゼ・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌ
やっぱり変だ。叔母のルイズと夢さんも前世で見た魔法少女リリカルなのはの格好をして、魔法の訓練をしていた。ルイズは原作では魔法を失敗して爆発していたのに、今は普通に魔法を使える。誰か原作に介入したのだろうか?一番可能性があるのは、父方の親族だ。原作にはお父様や夢さんも出てこなかった。今近づいているフネも帆がない。ましては自動車なんか走ってはいない。立体TV(ソリビジョン)に至っては前世の日本でも実現できていない。
そうこうしているとフネが駐艇場に着いた。
お母様は一条家の皆さんと挨拶を交わして、広間に案内している。
祖父母も曽祖父も若い、20歳位に見える。不思議だ。
広間ではお父様が待っていた。お父様は日本語で挨拶を交わしている。やっぱりお父様は日本人だ。身内だけの時は日本語を話している。
お父様はお母様から私を受け取ると、腕に抱きかかえてお母様と壇上に上がり挨拶をする。
「皆さん、お忙しい中、娘のマリーの2歳の誕生日パーティーに参加して頂きありがとうございます。細やかですが宴の準備もしてあります。最後までお楽しみ下さい。」
こうしてパーティーは、始まった。
Sideout
Side ラ・ヴァリエール公爵
「アキラを本当にフォンティーヌ伯爵家して良かったのですか?」
ラ・ヴァリエール公爵と光輝、晃の
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