第二十七話 彼氏彼女の事情
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に固く誓うエックスであった。
エイリア「さてと…」
コーヒーを飲み終えたエイリアは爽やかに立ち上がる。
エイリア「私も行かなきゃ。ありがとうエックス。あなたのおかげで直ぐに終わりそう」
エイリアはエックスとルインにしか見せたことのない顔で笑う。
エックス「そうか」
エックスもエイリアとルインにしか見せない顔で笑った。
エックスもエイリアも自室へ戻っていく。
エックスはアクセルとルナの普段の10倍の訓練内容を思案した。
エイリアはスピーチを纏めていた。
エックスに言われて気づいたことを打ち込んでいるのだ。
部屋は暗い。
パソコンを使うことの多い彼女は、自然光が映りこみするという理由でカーテンを引いている。
オペレータはハンターに情報を伝え、最善の結果をもたらすようにアシストする。
ハンターの視覚情報、戦地の情報、敵のデータを解析し、いかなる時も冷静に対処する。
そして…。
しばらくしてゼロがエックスの部屋に入って来る。
紙袋を持参して。
エックス「あ、ゼロ。どうしたんだ?」
ゼロ「どうしたんだじゃない。晩飯食ってないのはお前だけだぞ。何をしてるんだ?」
エックス「ああ、配属式後のアクセルとルナの訓練内容さ」
ゼロ「どれ……っ!!?」
内容を目にしたゼロは思わず我が目を疑った。
アクセルとルナは特A級ハンターであるために訓練はかなりきついというのに、普段の訓練の10倍…下手したらそれ以上の内容である。
エックス「これだけやれば、彼らも少しは懲りるだろうねえ。」
ゼロ「(あいつらはまた何かしたのか…)」
これから降り懸かる災難を思うとゼロもアクセルとルナを哀れに思うが、自業自得と判断して、メモリーから訓練の内容を消し去った。
ゼロはエックスに向かって口を開いた。
ゼロ「訓練内容が纏まったところで1つ笑い話でもどうだエックス?」
エックス「え…?」
ゼロの突然の問い掛けに怪訝な顔で小首を傾げるエックス。
そんな彼に構わずゼロは続ける。
ゼロ「なあエックス。アルバート・W・ワイリーという名前知っているか?」
100年前、世界征服を企み自ら製作した数多くの戦闘ロボットを率いて、人類の英雄ロックマンと幾度も戦った悪の科学者の名前だ。
彼の野望は最終的にはロックマンに食い止められ、ワイリーナンバ
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