暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ライト:本選
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
フル!?でも、その割には銃撃音が聞こえなかったぞ!?」
<多分作動音が少ない小さな光学ライフルか実弾銃ならスプレッサー化も!!>
「す、すぷ?」
<ああ、ごめん、間違えた。サプレッサー……つまり減音器だよ。銃の先っぽに着けて音を抑える装置>
「サイレンサーみたいな物か!?」
<ライトに解るならそっちだね。ともかく、それをつければ幾ら僕のスキルでも聴こえやしない!でも、この世界じゃサイレンサーは命中率、射程にマイナス補正掛かるし、消耗品の癖に馬鹿高いから誰も使わないと踏んでたのに……僕のミスだ>
「んなこと言ってる場合か!!」
ライトはそう言うと再びペイルライダーを見る。一撃を食らった割には起きるのが遅い。
それに、ペイルライダーの身体に青白い迷彩服と同じ、青いスパークが短く這い回っている。
「ロード!あれは!!」
<確認できた!!あれは電磁スタン弾!!命中後、暫く高電圧を生み出して、対象を麻痺させる優れもの!!でも、かなりの大口径ライフルじゃないと装填出来ないし、そもそもあれ自体が高すぎるから、対人戦ではほぼ使われない弾だよ!!今回のBoBは予想外が多すぎる!!>
確かに、デスガンと言い、電磁スタン弾と言い、本来ならこの様な予想外無しでの大会を楽しみたかったが、こうなると流石に怒りを覚える。
<でも、そろそろスパーク自体は薄れるはず。すぐに合りゅーーーー!>
言葉の途中でロードがはっと声をあげる。
ダインとペイルライダーの転がっているちょうど真ん中、橋を支える鉄柱の陰から、ゆらり、と滲み出した黒いシルエットがあった。
<あ……あれは………>
「ロード!?おい、ロード!?」
ロードは言うと、ふと眼が途切れた。
「くそっ!!」
ライトはバレットM28を背に戻すと、バギーを全力で走らせる。
「ロード!!おい!!」
バギーを走らせながらロードの名を叫ぶ。しかし、さっきから返事をしない。しかし、融合が解けたわけでもない。
ライトは舌打ちをすると、バギーを坂まで移動させると、ジャンプさせる。
そして、その先には、ギリーマントを装備した男が、十字を切る所だった。
ーーーーー殺らせるか!!
ライトの本能が叫び、無理矢理バレットアイズを起動させる。
不鮮明な状態だが、それでも充分に機能する。
だが、すぐに山の方から弾丸がギリーマントの男に向かって放たれた。
が、男は見えているかのように避けた。
ーーーーーチャンス!
ライトは浮いている状態から狙撃体勢を取り、トリガーを引いた。
轟音が辺りに響き、ギリーマントの男に向かって放たれた。
男は気づき、すぐに後ろに避けると、そこに、FN F2000の弾丸の嵐を放つ。
男はそれすらも避けるが、すぐにバギーは着地し、最高速のままペイルライダーの前に止まった。
「……やはり
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ