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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ライト・シャドー:決勝戦
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トはそう言うと、トリガーを、引いた。



























シャドーSaibo
シャドーはMini Hecate 338とサブアーム、Bizonを持って西端から東端まで歩いてきた。
「……静かな物だ。まるで、あの日を思い出す………」
シャドーは辺りを見回しながら言う。
今更当たり前だが、今はPvP戦の最中。気を抜いたら幾ら俺でも負ける。
ーーーーーーその時だった。
近くの観光バスからガラスの割れる音がする。
「ーーーーーーッ!!」
シャドーに放たれた弾丸は、夕焼けの深紅を一直線に貫いて飛びーーーーーーシャドーの肩を抉った。
「イッーーーーーー!」
勿論、ペインアブソーバは低い。
しかし、射撃した本人の痛みが、弾丸を通じて、シャドーに伝わってくる。
すると、体勢を建て直す暇もなく二発目がすぐに飛んでくる。
それはすぐに転がり、回避する。
「……流石、と言った所か」
シャドーは小さく呟くと、すぐにその観光バスに接近する。
そこに、三発、四発目の弾丸が飛来。
シャドーは慌てることなくBizonの連射で弾丸を弾き飛ばす。
確か、バレットM82は弾丸装填数は10。先程ので残り6。
つまり、シャドーは全て避ける事が可能と言うことを意味していた。
残り二十メートル付近になると、流石のライトロードも狙撃場所を変える方向に考えを改め、ガラスの割れた所から飛び降り、牽制で二発の弾丸を足元に撃つ。
「えげつないことするな」
戦略的に間違ってはいない。事実、ライトロードを見失った。
シャドーはその場に立ち尽くすと、銃声音が後ろからなる。
後ろを向くと、そこにライトロードが現れ、銃を此方に向けていた。
「がっ!!」
シャドーは避ける暇なく弾丸をくらい、地に倒れる。しかし、すぐに立ち上がると、ライトロード目掛け走り出す。
ライトロードは再び足元に撃とうとするが、それよりも早く、銃にMini Hecate 338の銃口を向け、放っていた。
弾丸はライトロードの銃を吹き飛ばし、シャドーはBizonの銃口をライトロードの頭に構えた。















ライトSaibo
「……何故、止めを刺さない?」
ライトは目の前にいるシャドーに言う。シャドーは銃口を頭に構えた状態で、何もしていない。すると、シャドーは口を開く。
「………お前は、何のためにこの大会に出場している」
ライトはそれを聞くと、少しシャドーを見て、再び目を足元に向けた。
「俺は………明日の本選に出るために………」
「それだけじゃないはずだ」
すぐにシャドーが口を開き、ライトに言う。
「弾丸を通して、お前の悲しみ、怒り、憎しみが伝わっ
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