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VenusBlood-d×d-
龍達の敵 デスドラグーン&万魔を欲すヴェラナート
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会合から暫らく、魔王主催のパーティなどに参加してながら日々は過ぎて行き三つ巴のレーティングゲーム当日になった。
レーティングゲームの為に用意された空間その中のデパートの一角。さり気ない飾りつけなどがされ購入した食品をすぐに飲食をする為のスペースが用意されたオシャレなパン屋に私達は待合室から転送された、ここが私達の本拠地のようね。

「さて、いっちょう派手に暴れてやるか」
肩に魔装、万魔を欲すヴァラナートを掛けながら凶悪な笑みを浮かべそう言ってヴェズは進もうとする、それを秘書官のメニアが引き止める。

「ヴェズさま、レーティングゲームは団体戦です。身勝手な突撃などはお控えください」
丁寧な言葉使いだけど、その言葉には頑として譲る気は無いと強い意志が感じられる。

「ち、わーかってら、とりあえずお袋の命令通りに動いた後は自由かつ早い者勝ちだよな?」
「ええ、前もって言っておいた相手を負かしたら、後は好きな相手と戦って良いわ」
メニアに諭され不機嫌な顔をしていたヴェズが私の言葉を聞いて再び凶悪な笑みを浮かべはじめる。

「俺はできるならリアス・グレモリーの相手をしたかったな、良い身体つきをしてたからな」
「俺はソーナ・シトリだな、グレモリーには劣るが美人だし、なにより話が合いそうだ」
その間に技術組の2人は下世話な話を始める、まあキルトもテオも好き者だからしかたないわね、でも戦闘中に彼女達に不埒な真似をしないか心配ね。

「フィーナ」
「はい」
私の後ろに控えるノーラの、さらに後ろに控える副メイド長のフィーナに声を掛ける。

「あの2人が不埒な事をして私が命じたら、2人を問答無用でぶちのめして来て頂戴」
「畏まりました」
私の言葉にキルトとテオが、『えー』と抗議の声を上げるけど。

「戦いに支障が無い程度なら目を瞑るから、ちゃんと戦って頂戴ね」
私がそう伝えるといやらしい顔をする2人、その2人の足をフィーナが踏む。

「「イタ!!」」
「不潔です、御二人共」
試合前だっていうのにわけあいあいとしてる、まあ下手に緊張してたりするよりかわ良いけど。

「フリードは誰と戦いかった?」
話し合いには参加せず、目を瞑り壁に寄りかかっている息子のフリードに声を掛ける。

「聖魔剣かデュランダルだな、俺の剣とどちらが強いか試してみたい」
フリードは腰に差している剣、雷剣ミスティルティンを触りながらヴェズと同じく凶悪な笑みを浮かべている。

「ノーラ、近衛隊の皆、準備は良い?」
「はい、お嬢様。私含め皆殺るき、満々です」
「そう、頼もしいわね」
ノーラ率いる近衛死人隊、彼等は多くを語る事は無い、でも皆な深い未練や怨念を抱えながら私に絶対の忠義を尽くしてくれる、頼りにしてるわよ。

『開始のお時間
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