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FAIRY TAIL 忘却の最期
第22話 二人の滅竜魔導士
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れた

「うるせぇよギャーギャーとよ。」

容赦のないガジルに、仲間のはずの幽鬼の支配者(ファントムロード)の魔導士達も顔を引きつらせる

「にしてもくだんねぇな。この女が金持ちって知ってケツの奴等もコイツ同様、必死だぜ」

ケラケラと笑うガジル

「・・・・・・フ」

「あん?」

ルーシィが鼻で笑う

「あんた達って本当に馬鹿ね・・・可哀そうで涙が出てくるわ」

「何考えてんだ!?」

「ガジルを挑発してやがる!?」

幽鬼の支配者(ファントムロード)?バカみたい、ちっとも怖くないわ」

「そうかいそうかい」

ガジルはルーシィを殴り、壁に叩き付けた

「この状況で虚勢を張れるたぁなかなかのタマだ。嫌いじゃねえよ?そういうの」

「ゴホッ!」

「だが俺が欲しいのは啖呵じゃねえ。悲鳴なんだよ。もっと叫んでくんねえと困るわけ」

「それじゃあ・・・あたしを殺してみれば?そうすればもっと困る事になるから、あんた達は」

まだ挑発をやめないルーシィに、ラストが叫ぶ

「やめろルーシィ!!それ以上ガジルを挑発するな!!」

制止の声を掛けるが、ルーシィにやめる様子がなかった。

「面白そうだな、聞かせろよ」

妖精の尻尾(フェアリーテイル)は決してあんた達を許さない。そういうギルドだからよ!あんた達は世界で一番恐ろしいギルドの影に毎日怯えることになるわ・・・一生ね!!」

「・・・そいつは面白そうだ。試してみようじゃねえか!」

ガジルは両腕を剣に変化させ、ルーシィ目がけて跳びかかる

「ガジル!!」

「やめろ!!」

「ギッヒヒヒヒ!!!」

「逃げろルーシィィィィィィィィィ!!!!」

ルーシィに向けられるガジルの鉄の剣

このままいけばルーシィは間違いなく命を落とす

しかし・・・・・床を突き破ってきた炎がそれを許さなかった

「おらぁ!!!」

炎の中からナツが飛び出してきて、ガジルを殴り飛ばした。

「おぉぉぉぉぉ!!!!」

「やはりな、匂いで気付いてたぜ!!」

ナツの雄叫びに応えるように象られる炎・・・それは正に

「「火竜(サラマンダー)・・・!」」

「ガジルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

「ギッヒヒ、簡単に餌にかかったなぁ火竜(サラマンダー)。」

「ネチネチ陰気な事やってんじゃねーぞ鉄の竜!」

ナツが助けに来てくれて見惚れていたルーシィだったが

「ルーシィ、ラストを連れて下がってろ」

ナツの言葉にルーシィは立ち上がりラストの元へ行く

「ガジル!」

「手ぇ出すなよ!」

「こいやぁ!!」

ナツの炎の拳がガジルにぶつけられ、炎が
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