YES!ウサギが呼びました!
第八話 「ノーネーム本拠地の夜」
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「何でこっちのベットでしてるんだ?」
「ここで寝るからですが?」
「こっちは俺が寝るつもりだったんだが?」
「はい」
「・・・・・・もしかして、一緒に・・・・・・か?」
「・・・・・・嫌ですか?」
「うっ」
「・・・・・・」
雪菜と二人っきりの状況でのこのお誘いは、古城の中の吸血衝動が起そうになる程、魅力的だった。
もっとも明日の事を考え一緒に寝ることで妥協する事にしたのだが。
「分かった・・・・・・一緒に寝るか」
「はい♪」
雪菜としては近頃は古城と昔の様に二人きりになる事が中々難しかった為、こうして甘えてみたり、一緒のベットで寝るだけでもかなり嬉しい事だった。
そんな嬉しそうな雪菜の寝顔を見ながら眠りにつく古城であった。
翌朝、『フォレス・ガロ』へ向かく一行は昨日のカフェテラスのウェイトレスに『フォレス・ガロ』が居住区画でゲームを行うと言う話を聞き、居住区画へ向かうとそこにあったのは鬱蒼と生い茂る木々やツタの絡む門が見える、ジャングルのように豹変していた『フォレス・ガロ』のコミュニティの本拠だった。
そしてツタの絡む門柱に貼られた『契約書類』(ギフトロール)の羊皮紙には今回のゲーム内容が書かれていた。
『ギフトゲーム名 “ハンティング”
・プレイヤー一覧 久遠 飛 鳥
春日部 耀
ジン=ラッセル
暁 古城
暁 雪菜
暁 零菜
・クリア条件 ホストの本拠地に潜むガルド=ガスパーの討伐
・クリア方法 ホスト側が指定した特定の武具でのみ討伐完了
指定武具以外は“契約”によってガルド=ガスパーを傷つけることは不可能とする
・敗北条件 降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・指定武具 ゲームテリトリーにて配置
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、"ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“フォレス・ガロ”印』
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