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電光提督ノゾミアン
第四話 疾風の餃子修行
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にした物だった。

「口ではそう言っても、あたなは本心では餃子を作りたがっている。」

「・・・そうね。」

そして、自分の本心を知った島風はベンチから立ち上がり走って行った。つばさの店に戻る為に。




そして、ついに・・・

「合格だ。お前の作った物は紛れもなく餃子だ。」

「やったー!!!」

島風は師匠であるつばさから認められた。

「じゃあ、早速最終試験をやるぞ。」

「はい、師匠!!!」

そしてその日、山形の翼は島風の最終試験の為に臨時休業となった。

「ルールは簡単だ。制限時間内に俺よりも多くの餃子を作れたら合格だ。」

「はい、師匠!!」

「じゃあ始めるぞ。」

そして、二人が位置につくと島風の相棒である連装砲ちゃんがストップウォッチを構える。

「よーい・・・スタート!!!」

そして、連装砲ちゃんが掛け声と共にストップウォッチのボタンを押すと二人は一斉に餃子を作り始めた。



だが、その様子を覗き見している者たちが居た。

「何デ艦娘ガ餃子ヲ作ッテイルンダ?」

「ソンナ事ハドウデモイイ。」

「美味シソウ・・・」グゥ〜

深海棲艦の重巡リ級に戦艦タ級そして空母ヲ級であった。

「アノ駆逐艦ノ中デハ手強イ部類ニ入ル島風ガホボ丸腰ノ状態デイルンダ。マサニ今ガ倒スちゃんすダロウ。」

「流石ル級サン!」

「アイツヲ倒シタラ餃子ハ食ベテモイイ?」

「モチロンダ。サア、突撃スルゾ!!!」

そして、深海棲艦達は店の窓を割って中に侵入した。

「サア、覚悟シロ!!」

「深海棲艦!?」

「こんな時に!?」

突然の乱入に驚愕する島風とつばさ。だが、その時・・・

「そこまでだ!深海棲艦!!」

なんと、のぞみと艦娘達がその場に駆けつけたのだ。

「提督!みんな!!」

「島風、つばさ!ここは私たちに任せて君たちは続けろ!!!」

「ありがとう!」

「恩に着るぜ!!」

のぞみに言われ、島風とつばさは勝負を再開する。

「地上戦ですか。慣れていませんから苦戦しそうです。」

「だが、それは向こうも同じだ。私がフォローをする。」

「お願いします!!」

「エエイ、艦娘ドモメ!!!」




そして、のぞみ達が深海棲艦の相手をしている間。ついに決着の時が来た。

「終了!これより計測を開始します。」

ストップウォッチを持った連装砲ちゃんがそう言うと、島風とつばさは手を止め、残り二人の連装砲ちゃんが餃子の数を数える。そして・・・

「つばさ師匠、148皿!」

「弟子島風、152皿!」

「よってこの勝負、弟子島風の勝利により試験は合格
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