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電光提督ノゾミアン
第四話 疾風の餃子修行
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ないだろ。」

赤城の答えに同じくついて来た天龍がツッコミを入れる。だが・・・

「なるほど、それは名案だ。」

「でしょう?」

のぞみはそのアイデアにかなり乗り気だった。

「そういや、提督は赤城さんの同類だったな・・・」

そんな彼に呆れながら、天龍は後に続いて店内に入るのだった。




一行が『餃子専門店 山形の翼』に入るとそれを出迎えたのはカウンターで腕を振るう銀色のボディを持つヒカリアンだった。

「いらっしゃい!」

「つばさ!?つばさじゃないか!!!」

「そう言うお前こそのぞみじゃないか!!」

「提督、お知り合いですか?」

銀色のヒカリアンと知り合いな様子ののぞみに赤城が聞いた。

「ああ。かつて私と共にJHRのメンバーだった元山形新幹線のつばさだ。」

「よろしくな。で、のぞみ。この姉ちゃん達誰だ?」

「ああ、実はな・・・」

のぞみは自分が艦娘を指揮する提督になった事をつばさに説明した。

「なるほどな。確かに、JHRでもひかり隊長の後を継いで立派に隊長やってたから、適材適所って奴だな。」

「そう言って貰えて嬉しいよ。」

「まあ、それより立ち話も何だ。早く席に座ってくれ。」

「では、お言葉に甘えて・・・」

つばさに促され、のぞみ達はカウンター席に腰掛けた。そこで、つばさは島風が落ち込んだ様子である事に気付く。

「ところで、そこのお嬢ちゃんが落ち込んでんのは何でだ?」

「それがな・・・」

のぞみはつばさに事情を説明した。

「なるほどな。懐かしいなあ、俺も昔そんな事があったよ。」

「つばささんもこんな事が?」

つばさの言葉を聞いて赤城が質問をする。

「ああ。俺も昔スピードには自信があったんだが、二代目E2、E3コンビに負けてな。それでちょっと旅に出た訳だ。」

「旅に、か。こいつみたいにウジウジしてるよりはいいな。」

未だに俯いたままの島風を見ながら天龍が言う。

「んで、そこで俺が出会ったのが餃子作りで悟りを開いた男“カボチャマスク”だ。」

「いや、何だその胡散臭い奴は。」

「その人の作る餃子の味に感動した俺は弟子入りをした。」

「おい、聞いてんのか?」

天龍のツッコミを無視しながらつばさは話を続ける。

「餃子作りって言うのは本当に苦難の道だった。師匠に中々認めてもらえなかったし、餃子作りの修行をする自分に疑問を持つ事もあった。」

「いや、そりゃ当然だと思うぞ。」

「けど、俺は諦め無かった。そして、最終試験で見事師匠に認めて貰えて、今じゃ自分の店を持つまでになった訳さ。っと、話してる間に焼きあがったな。」

つばさは焼きあがった餃子を
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