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東方大冒録
大図書館。そして妹のもとへ。
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れ、形を変え、レーヴァテインと思われる剣(?)のようなものになった。暗基は本物が封印されるのを間近に見て、思わず息を呑んでしまった。

「うわ……」
「驚いたかしら? これが私たち、マガイモノの力。生みの親である優理亜様の力よ。素晴らしいでしょ?」
「……」
「あら、驚いて声も出ないかしら? まぁいいわ。フランがマガイモノになったことで、私たちの計画は大きく進むことになる。そのうち貴方の努力も無駄になるわ」

そういわれたと同時に吹っ飛んでいた暗基の意識が一気に元に戻る。

「……、させねぇよ」
「?」
「そんなことはさせねぇ。おれなんかのために土下座してくれた、紫のためにも、おれを信じてくれた、霊夢と魔理沙のためにもな!」
「ふふ、口だけにならないように、期待しているわ。さぁ、いくわよフラン!!」
「おっけー! お兄さん、徹底的に壊してあげる!! 壊れるまで、私を楽しませてよね!!!」

パチュリーとフランのマガイモノが戦闘の構えをとる。そしてまた流れ出る禍々しい霊力を相手にまたしても足がすくみそうになる暗基だが、何とかこらえて、自分に喝を入れるように叫んだ。

「なんとしても、お前たちを止めてみせる!」
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