彼と歓迎会・・・と黒い影
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子達にでかくなった『アレ』を見られ、桶を投げつけられたのだろう。
予想通り丸い後を作った碓が、海童の居る岩場の陰へやってきた。
「ハハハ、一分も持たなかったか」
「くっそ〜・・・しょうがないだろ男の性なんだしよ・・・」
「それには同意する、碓」
「おお、ありがとうな大山! 完全に枯れてたわけじゃねえんだな!」
「余計な御世話だ」
大きな岩を挟み、暫くは会話も無くゆっくりのんびりと浸かっていた女子達も、イナホの言葉を皮切りに話し始めた。
「私、露天風呂って初めてなんです。気持ちいいですね〜・・・ふぅ」
「ふふ、気に入って貰えた様で何よりよ」
「・・・・? む・・・!」
イナホと穣華のやり取りに目を向け、それからボーっと空を見ていたコダマは、軽く視線をずらした先にいた春恋を見て、何かに気付いたような表情をするとずんずんと近づいて行く。
そして徐に春恋の水着に手を掛けて・・・軽く上へずらした。途端に、何かが湯船へ落下していく。
「きゃああっ!?」
「はうあっ!? ・・・は、鼻から何だか熱いモノが・・・っ」
「やはり、パットを仕込んでおったか・・・!」
春恋は勿論傍にいたうるちも驚き、何やら鼻を押さえるうるちには構わず、コダマは鬼気迫る声色で詰め寄って行く。
「ハルコ・・・貴様はそこまでの巨乳なのにもかかわらず、まだ大きく見せようなどとっ・・・! 貧乳に対する気遣いを知れいっ・・・!!」
「い、いやこれはその、形の問題があると言うか」
「大山海童の眼が他の者に行くのを恐れた為とするにしても・・・幼馴染ならあやつがどんな人間か知っておろうが! やはりただ大きく見せたいだけか!?」
「ち、違うの! 違うんだってば姫神さん!」
「そんなにデカくなりたいならば、わしが垂れ落ちる程に揉んでやるわあっ!!」
「きゃぁーっ!?」
やたらドタバタし始めた春恋とコダマ周辺から少し離れた場所では、季美が秋の豊満な胸を羨ましそうにマジマジと見ていた。
「春恋もチャチャもおっきいですけど・・・秋先生は特に凄いですよね・・・ごくりっ」
「うふふ、ならちょっと触ってみる?」
「では御言葉に甘えて――――えいっ」
「あっ?」
てっきり前から来るものだと思っていたらしい秋は、後ろに回られてから行き成り着た所為か、口からいやに色っぽい声が漏れた。
「ホントおっきぃ・・・何カップあるんですか?」
「ヒントなら教えてあげるわ。H・I・J・・・・フフ、さて幾らかしら?」
「それで型いいなんて、うらやまです」
その会話を大岩の裏からモロに聞いていた男子二人はというと、海童は
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