第五章 楽園
第5話 都市伝説
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
この日から凜袮にとって上条とは、お兄ちゃん的な存在になった。
凜袮「……うん。ありがとう、当麻……お兄ちゃん」
最後の一言は上条には聞こえない声で言った。上条には首を傾げられたが。
凜袮は一度下を向き、再び顔を上げた時には先ほどの悲しげな表情は綺麗さっぱりなくなっていた。
上条「昼飯にしよう。いつまでもこんなとこに突っ立ってる訳にはいかないしな」
凜袮「そうね。一緒に食べよう、当麻!」
上条「あぁ!」
だがしかし、彼は肝心の弁当を家に忘れてきていた。
上条「不幸だ……」
凜袮「はい、どうぞ」
凜袮は本来、士道に食べてもらうはずだった弁当を上条に渡した。
凜袮からすると、普通なら嬉しくない行動だが、相手が上条だったこともあり不思議と嫌な気分にはならなかった。
上条「サンキュー、凜袮」
凜袮「ふふ、どういたしまして」
今日は、6月26日。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ