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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第5話 都市伝説
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とされたら上条だけでなく男子……いや、女子も驚くだろう。

狂三「ふふ、やはり当麻さんは面白い方ですわね……」

上条「ここが路地裏で助かったよ……大通りに出てたらやばかった……」

狂三「そうですわね。社会的に抹殺されるかもしれませんわね」

上条「平然と言うな。それより今日は何の目的ーー」

またしても言葉は続かなかった。

狂三「怪我……大丈夫ですの……?」

チラッと右を見ると狂三は悲しそうな表情をしていた。屋上での交戦の時とは全く違って……

上条「……一応な。ま、退院もしたし、日常生活には支障はねぇよ。心配するなって」

右肩に乗っている狂三の頭を優しく撫でる。狂三は顔を赤らめながらも少しずつ笑顔になって言った。

と、上条は言ってるが実はそうではない。一個一個の動作にその時の傷が痛むし、身体には制服で見えないがまだ包帯を巻いている部分もある。

あまり心配させるとさすがにダメなので一応こう言っておいた。

と、そこで気づいた。狂三が今日自分に会った目的って……まさか……

上条「……ってもしかしてこれをわざわざ言いにーー」

言葉は最後まで言わせてくれなかった。

またペロッと、舐められたような気がしたーー否、舐められた。

上条「お、おい!」

狂三「ふふ。今日はこれで失礼いたしますわ。またどこかでお会いしましょう、当麻さん」

首から回していた手をほどいて狂三はどこかへ行ってしまった。

目的をちゃんと聞けなかったが、いつまでもここにいるわけにはいかないので駆け足で路地裏を出て行った。



士道一行、遅刻寸前。



ーーーー
ーーー
ーー




十香「意外と早く着いたな」

士道「危なかった……あとちょっとで遅刻だったな」

上条「朝から全力疾走って、どういうことだよ(身体中痛いし……)」

凜袮「もう汗びっしょりだよ……」

遅刻寸前だったら走るのは当たり前だよね。

しかし、少し走っただけでこんなに汗が出るとか……これが日本の夏である、とでも言っておこう。

クラスに入って自分の席につこうとした時、

?「とおっ!」

士道の横からドロップキックしてくる奴がきた。

士道「な、何すんだ!?」

殿町「よお五河。病み上がりなのに元気そうで」

士道「だからって、ドロップキックはさすがに……」

殿町「親友としての愛情表現に決まってるだろ」

上条「いつからドロップキックが愛情表現になったんだ?」

流石に大怪我して退院したばかりの上条にはしてこなかった。とはいえ殿町の言葉には疑問が……いや、疑問しかない。

殿町「だって!朝っぱらから十香ちゃんと凜袮ちゃんとイチャコ
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