第03話 ジョージ・グレン
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■C.E.52年12月20日
アル・ダ・フラガのクローン、ラウ・ラ・フラガ(ラウ・ル・クルーゼ)の遺伝子治療成功。
クローン故、テロメア遺伝子の減少短縮による老化と短命という問題を抱えていたが、テロメア遺伝子を遺伝子治療により修復された。
■C.E.52年12月25日
エクリプス・バイオテクノロジー社が老化防止の遺伝子治療を開始。
■C.E.53年 1月10 日
コウキ・イチジョウ博士、新型インフルエンザの危険視を表明。
エクリプス・バイオテクノロジー社が新型インフルエンザの予防ワクチン製造を開始。医療関係者に優先配布を表明。抗インフルエンザ薬を認可申請。
■C.E.53年 2月 1日
エクリプス・エレクトロニクス社が立体TV(ソリビジョン)と新型パソコンを発売。(銀河英雄伝説の世界から技術を流用)
エクリプス・テレビ社が設立。 4月 1日から立体TV放送開始予定。
C.E.53年 6月 7日 L5の研究コロニー Zodiac
Side ジョージ・グレン
研究室を出て、自宅への道を歩いて帰る途中であった。研究室と自宅はさほど離れていない。またその道すがら、公園を通って帰るのが日課であった。
享年69歳である。コーディネーターとはいえ、年には勝てない。散歩がてら、何時もの公園へ差し掛かった時、公園の木の陰から一人の少年が飛び出して来た。
「危ない!」
誰かの叫び声がする。
少年は銃を構えていた。
「コーディネーターは、死ね。」
銃が発射されるが年を取った。ジョージには交わす余裕がない。
もう駄目かと思った瞬間、誰かに突き飛ばされていた。
「大丈夫ですか?」
突き飛ばしたと思われる男性が、心配そうに声を掛けて来た。
ジョージは立ち上がると、汚れた服の土を手で払いながら応えた。
「大丈夫です。助かりました。」
男は少年を拘束している。ポケットから携帯を取り出して、警察に連絡しているようだ。
暫くしてサイレンが聞こえて来た。どうやら警察のパトカーが着たみたいだ。
その後、近くの警察署に連れて行かれて、簡単な事情聴取受けた。
私を助けてくれた男性は事情聴取に時間が掛かる、と言う事で名前と連絡先を書いた紙を警察官に渡し、後日お礼を言いたい事を警察官に頼み帰宅した。
Sideout
ジョージ・グレン暗殺未遂事件のニュースは、世界中に放送され騒然となった。
エクリプス・テレビは報道特別番組を組み連日放送した。
コーディネイターとして生まれてこなかったことを悲観したナチュラルの少年が暗殺をしようとした事、警察発表がなされた。
しかしエクリプス・テレビは事件の詳細を報道した。
暗殺未遂の実際の映像や武器の入手ルート、ブルー・コスモスの関与
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