第20話 ラグドリアン湖でのできごと
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だけど、トライアングルが3人となると、相手の戦闘技術次第だけど、くるしいかもしれない」
「あくまで苦しいなのね」
「まあ、水辺だし、今日は水辺の儀式がきちんとできているからね」
そこで少しばかり考えて、
「サイトの戦闘能力が知りたいかな。他のメンバーはだいたい推測がつくから」
「えーと、戦闘能力って?」
「実践経験というのがいいかな」
「それなら、ギーシュが最初で、次にフーケまでは勝ったけれど、物取りの弓には身を隠す場所がなくて、タバサとキュルケに助けてもらった。そのあとはワルドに手合せで負けたのと、傭兵たちの襲撃では、身を隠すのに手いっぱいだったかな。そのあとワルドの風の偏在の『ライトニング・クラウド』で負けて……」
「ちょっと、まてぇー! 『ライトニング・クラウド』を受けて生きているのか?」
ライトニング・クラウドは、トライアングル・スペルでも上位にあるものだ。メイジならともかく、単なるメイジ殺しである平民では、ほぼ死んで当然っといってよい魔法だ。
サイトが、大剣を引き出しながら
「このデルフが、魔法を吸ってくれたから、腕のやけどだけですんだ」
「ようやっと、俺の出番が……」
「こいつ口が悪いから、しまっておくな」
「出番はこれだけかよ」
「インテリジェンス・ソードか。噂には聞いていたが初めてみるな。しかも魔法を吸うとはメイジの天敵だな」
「だろう。けど、今のようにしっかりしたのは、さっきの話の次なんだけど」
「悪かった。続きを話してくれ」
「ワルドとその風の偏在に、とある理由で対決することになったのだけど、そこでデルフがサビた状態から今のようにピカピカになって、魔法がきちんとすえるようになったんだ」
「続きを」
「最初は5対1だったんだけど、ルイズが1人を倒してくれたのと、俺が壁際で3人を相手にしていたから、なんとかなっていたんだけど、このままじゃ無理だと思ってかけにでたら、3人をたおせたんだけど、ワルド本人には逃げられた。それからは……」
ワルドというのは一緒にアルビオンにむかったワルド元隊長のことだろう。微妙にニュアンスをかえているみたいだが、ルイズの魔法の威力というのは、風の偏在を消し去れるのか。ルイズが惚れ薬でおかしくなければ、戦力に加えたいところだ。
ワルド隊長が風の偏在を4人だしたということは、本来なら、トライアングルまではさがっているが、3人の風の偏在しか対決させていないということは、サイトをなめていたのだろう。そうでなければ、1人に相手をさせて、トライアングル・スペルを3人で交互にだしていけば、通常なら、勝てるだろう。ここでそれを言って、サイトの士気をさげることはないと判断した。
そのあとの、話は亜人退治が中
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