番外編:デートじゃねえよ!!
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りがとうございます!!!」
「ふん……。」
嬉しそうに俺の隣に駆け寄ってくるユニ。
「ふふふ、嬉しいです。」
そう言いながらユニは俺の服の裾を控えめにキゥッと握ってくる。
「このままでも……いいですか?」
少し涙目で俺を見上げてくるユニ……
べ、別に、一瞬抱きしめてしまいたくなってなんてないぞ!!?
「構わねえ。」
「ありがとうございます!!ふふふ、幸せです。」
まあ…ユニが喜んでいるのなら別にいいよな?
それにこんな休日に知っている奴に会うとも思えないしな―――
「あらあら、デートですか?羨ましいですわ。」
「何でいるんだ……姫島朱乃。」
「で、デートですか?」
デートと言う言葉に頬を染めるユニ。
「私は普通に買い物に来ただけですよ?安心してください、デートの邪魔はしませんので。」
「デートじゃねえよ!!!!!」
「では、私はこれで、楽しんでくださいね。」
「だから違えつってんだろ!!!!!」
俺の言葉を無視して楽しげに笑いながらそのまま去っていく、姫島朱乃。
ちくしょー!!絶対勘違いしてやがるだろ、あいつ!!!
「くそっ!!今度見つけたらただじゃおかねえ!!!」
「い、一誠さん!!落ち着いてください!!!少し、疲れたのであそこの喫茶店にはいりませんか?」
「ちっ、そうするか。」
取りあえずユニの提案に従い近くの喫茶店に入る、
まあ、流石にもう知ってる奴と会うことはねえだろう―――
「あ…お兄ちゃんとユニちゃん。」
「……こんにちは。」
…………何でクロームと塔城小猫がこんなところにいるんだよ?
(クロームたん来たああああああああああっ!!!!!)
(小猫ちゃああああああああん!!!!!イッセー様もっと小猫ちゃんに近づいてください!!!そうすれば沢山クンカクンカ出来るので!!!!!)
(変態共は静かにしてろ!!!!!)
いつの間に塔城小猫にまで目をつけてたんだ?この変態共は。
変態共がもし外に出てしまったら……考えたくもない。
「……二人共、もしかして……デートですか?」
「デートじゃねえよ!!!!!」
少し楽しげな表情で尋ねてくる塔城小猫に怒鳴り返す
隣でユニは顔を真っ赤にしている。
「お兄ちゃんはツンデレだから…認めない。」
少しツンとした様子でそう言うクローム。
クローム……いつから反抗期に入ったんだ?兄ちゃんは悲しいぞ。
取りあえず機嫌をとるために頭をポンポンとする。
「ん……気持ち…いい。」
気持ちよさそうに目を細めるクローム。
「……本当に身内には優しいんですね。」
「ふん。」
驚いたような表情で言ってくる塔城小猫。
ファミリーに施しを与え
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