第十八話 風の戦士
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品がこの私とほぼ互角とはな。」
ウェントスとオリジナルのグラキエスの実力は単純な戦闘力では互角、属性の相性を考えれば向こうの方が上かもしれないが。
しかし現在の身体に慣れるための鍛練ではウェントスが勝った。
それは地上での戦いだったからだ。
水中戦に特化したグラキエスはどうしても地上では動きが鈍くなってしまう。
故に…。
ウェントス「水中であれば貴様の勝ちだったかもしれないがな!!」
衝撃波を繰り出す。
咄嗟に氷塊を出して防御するが、容易く砕かれた。
ウェントス「とどめだ!!」
再び衝撃波を繰り出す。
それは真っすぐにルナに迫る。
アクセル「ガイアシールド!!」
衝撃波とルナの間に入り、超硬石の盾で防ぐ。
ルナ「アクセル!!?」
アクセル「アクアガトリング!!」
水弾が凄まじい速度で連射されるが、ウェントスはそれを容易くかわしていく。
ウェントス「貴様のような失敗作が私の邪魔をするな!!プラズマビット!!」
ビットを複数召喚し、アクセルに攻撃する。
アクセルはローリングで回避し、ディフュージョンレーザーで攻撃する。
ウェントス「舐めるな!!」
セイバーでレーザーを掻き消し、アクセルに肉薄するが、バレットで受け流して、顎に蹴りを入れる。
ウェントス「なっ!?(どういうことだ?先程と動きが違う…まさか、覚醒しようとしているのか?いや…まだか…)」
ウェントスは冷や汗をかく、アクセルの異常とも言える成長速度に。
ウェントス「失敗作と言えど、あの男が遺した作品であることに変わりはないということか…!!」
ルナ「俺を忘れるなよ!!」
アイススティッカーを繰り出す。
ウェントスはプラズマサイクロンHで氷を吹き飛ばし、ルナに斬り掛かる。
アクセル「させるか!!スピンホイール!!」
ビーム刃が回転しながら発射され、ウェントスの翼を切り裂いた。
ウェントス「なっ!!?」
ルナ「トランスオン!!イグニス!!」
グラキエスからイグニスに変身するルナ。
ウェントス「愚かな、私に炎は…」
ルナ「効かないんだろ?分かってるさ!!メガトンクラッシュ!!」
オリジナルのルイン同様、ウェントス達の硬度と強靱さを兼ね備えるジャケット型アーマーは、如何なる力をもってしても貫通は望めない。
ルナとて敵の防御力は重々承知していた。
踏み込みと同時に螺旋回転させたメガトンクラッシュを捻じ込む。
中国拳法さながらの絶技。
四天王随一の豪腕が鳩尾に突き刺さり、打撃の衝撃は内部まで容赦なく抉る。
ウェントス「ぐっ…馬鹿な…!!?」
ウェントスは血反吐を吐きながら宙を舞う。
そして何とか着地するも膝を着いた。
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