暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第十八話 風の戦士
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敵する程だ。
凄まじい速度で動き回り、一撃離脱を繰り返すウェントス。

ルナ「トランスオン!!カラスティング!!」

空戦が得意なカラスティングに変身し、ナイフを構えて突撃する。

ウェントス「ほう?コピー能力か。しかしオリジナルよりも劣化している出来損ないの模造品が私に勝てると思うか!!いでよ!!プラズマビット!!」

3本の電撃を発生させるビットをルナの周囲に複数召喚し、回転させてルナを迎撃する。
ビットがかなりの速度で回転する。

ルナ「うっ!!?」

ウェントス「本来ならすぐに終わるのだが、苦しみもがいて死ぬがいい!!」

アクセル「やばっ!!ディフュージョンレーザー!!」

ホーミング性能を持つレーザーを放ち、ウェントスに当てようとするがセイバーで掻き消される。

ウェントス「はあっ!!」

セイバーによる衝撃波が放たれ、ルナを吹き飛ばし、アクセルにはプラズマサイクロンで吹き飛ばす。

ウェントス「遅い…そして弱いな…貴様らは本当に私の同胞と奴の最後の作品か?それとも私が強すぎたのか?」

ルナ「(こ、こいつ、とんでもなく強い…!!今のままじゃ勝てねえ…なら…)」

ウェントス「プラズマサイクロン!!」

とどめとばかりに放たれたプラズマサイクロンHが2人に迫る。

ルナ「…トランスオン!!」

ルインから聞いていた各アーマーの弱点。
それを頼りに唯一、ウェントスを倒せる可能性を持つレプリロイドに変身した。
そして竜巻を簡単に消し飛ばしてしまった。

ウェントス「グラキエス…だと!!?」

同胞の中で唯一友人であった彼に変身したということはグラキエスはハンターに敗れたということだろう。

ウェントス「面白い、グラキエスとは一度本気で刃を交えてみたいと思っていた。劣化しているとはいえ、グラキエスの力を操る相手…面白くなってきたぞ!!」

ルナ「アクセル、離れてろ」

アクセル「…分かったよ」

実力差を痛感したアクセルは渋々とだが、離脱した。

ルナ「…始めるぜ?」

ウェントス「行くぞ!!」

バーニアを吹かし、瞬く間にルナに肉薄し、ダブルセイバーを振るうがハルバードで受け止める。
グラキエスに変身したルナはそのスピードについていくことが出来、見事に応戦してみせた。

ウェントス「プラズマサイクロン!!」

ルナ「アイススティッカー!!」

氷塊を生み出し、それをハルバードで粉砕し、氷の刃を放つ。
氷の刃は竜巻を消し、ウェントスに直撃する。

ウェントス「馬鹿な…!!?」

身体が凍結したウェントスは地面に落ちる。
直ぐさま氷を砕き、着地する。

ウェントス「成る程…流石はグラキエスと言ったところか…劣化した模造
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