第十八話 風の戦士
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そんなアクセルを置き去りに、話は進んでいく。
ウェントス「“勝てば官軍”……とでも言おうか…“正義”を名乗るのは思ったよりも簡単でな、勝てば良いだけだ。…貴様らにいいことを教えてやろう。かつてレプリフォースに所属していた傭兵…その名は、今はレッドアラートのリーダー・レッド。」
ルナ「は…!!?レッドアラートのリーダーがレプリフォースに所属してたってのか!!?」
ウェントス「そうだ。奴は貴様らイレギュラーハンターから命からがら逃げ延びた後、小規模ながら自警団を結成した。貴様らイレギュラーハンターなどいなくても平和を守れるということを思い知らせるためにな」
ウェントスが言う衝撃の事実にアクセルとルナは目を見開いた。
ウェントス「今までの戦争は愚者共がいたから起きたこと、愚者共の浅はかな選択が悲劇を起こしてきた。ならば、その選択は賢者に任せてみるべきだと思わないか?」
ルナ「…ケッ、天才様の考えることは分かんねえな、俺には邪魔する奴は死ねって言ってるようにしか聞こえねえがな」
ウェントス「…そう、私が目指す世界に平和を乱す愚か者の居場所はない。邪魔をするのならば、例え同胞だろうと斬る」
アクセル「愚か者ね…僕にはあんたが狂っているようにしか見えないけど…」
ウェントス「狂った…?ではお前は自分が何をしようとしているのか分かっているというのか?」
アクセル「…多分ね。どっちが悪くてどっちがいいかぐらいは分かるよ。」
ダブルバレットを構え、臨戦体勢となるアクセルにウェントスもダブルセイバーを構えた。
ウェントス「私にも分かるとも…狂っているのはこの世界だ。私はこの世界を変えてみせる!!行くぞ、イレギュラーハンター!愚者に…死を!!」
バーニアを吹かし、アクセルに向けて降下してくるウェントス。
ダブルセイバーの斬撃をダブルバレットで受け止める。
ルナ「アクセル!!」
ルナもバレットを構えてレーザーを放つ。
ウェントス「ふん」
バーニアを吹かし、一気に上昇することでかわす。
アクセル「逃がすもんか!!」
ホバーでウェントスを追い掛けるアクセル。
ウェントス「愚かな、そのような雛鳥のような動きで私に盾突くか!!舞い散れ!!プラズマサイクロン!!」
電撃を纏う竜巻を前方と後方に放つプラズマサイクロンH。
アクセル「うわっ!!?」
直撃を受けたアクセルが撃墜された。
ルナ「てめえ!!」
ウェントス「遅いな…」
ルナの射撃を尽く回避するウェントス。
バーニアを吹かし、縦横無尽に飛び回るウェントスの機動力はルナとアクセルの動体視力を上回っていた。
それはかつてエックスが使っていた空戦用アーマー、ファルコンアーマーに匹
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