暁 〜小説投稿サイト〜
旧エクリプス(ゼロの使い魔編)
第24話 魔法少女リリカル・ルイズ
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
ブリミル暦6232年 ニューイの月 エオローの週 虚無の曜日
皇紀2790年 6月17日 トリステイン王国 ラ・ヴァリエール公爵領 本邸

Side ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

自室にて、本を読んでいた。本のタイトルは、 "魔法少女リリカルなのは" である。この本とDVDは、今年の誕生日に(ゆめ)ちゃんからのプレゼントである。光輝が(ゆめ)の為に子供向けに再編集した物であった。作品としては原作の内容を活かしながら、科学の面白さを自然と学習出来る様に、凝りに凝っていたのは光輝らしい配慮でもある。
この世界には魔法があるのだ。(ゆめ)もルイズもこの作品のファンとなっていた。

「ルイズちゃん、また遊びに来たよ。」

(ゆめ)の声が扉の外から聞こえて来た。
ルイズは扉を開け声のする玄関の方へと足を向けた。

「ユメちゃん、コッチ!」

ルイズは姿が見えていない(ゆめ)に声を掛ける。(ゆめ)にとっては、我が家にも等しいのだ。1年の半分はラ・ヴァリエール邸に滞在している。母親が研究に忙しい時は、大抵遊びに来るのだ。
光輝も公爵夫人もそんな(ゆめ)の行動を黙認している。公爵夫人に取っては自分の子供の様に、可愛がっている。

「ルイズちゃん。」

「ユメちゃん。」

(ゆめ)はルイズの姿を見つけると、駆け出してルイズに抱きついた。
ルイズも同じように抱きつく。二人は大の友達である。

「ルイズちゃん、これプレゼントだよ。」

「えぇこれって、もしかして?」

「うん、そうだよ。インテリジェントデバイスよ。」

ネックレスの先に赤い宝石が付いていた。

「ほんと!」

「私の誕生日におじいちゃんにお願いしたら作ってくれたの。ルイズちゃんとおそろいよ。」

(ゆめ)は首から掛けていペンダントを見せる。

「うれしい!」

「ねえ、折角だから使ってみようよ。」

「うん、お庭いこう。」

二人は、庭に出ていった。

「起動のパスワードはこれね。」

(ゆめ)は一枚の紙をルイズに渡した。
ルイズは紙を受け取ると詠唱を始めた。

「我、使命を受けし者なり。契約のもと、その力を解き放て。風は空に、星は天に、そして炎の魂はこの胸に。この手に魔法を。バーニングハート、セットアップ!」

ルイズは、 "なのは" のDVDで見た。杖とバリアジャケットをイメージした。
すると、なのはにそっくりな衣装に変身していた。右手には杖を持っている。

「やったね。魔法少女リリカル・ルイズよ。」

ルイズは変身した衣装と杖を見て、はしゃぎ回っていた。

「やった!」

「次からは "バーニングハート、セットアップ" で省略できるの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ