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世界聖戦 絶域攻魔の栄光
第二話 神生児誕生までの道のり 攻魔、絶域士、攻魔士の誕生とその栄光 世界四大列強国の誕生
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来るという狂戦士の能力」
だった。
攻魔士達は最大で町を吹き飛ばす攻魔エネルギーの衝撃波、通称「攻魔衝波攻撃」と自らの特殊能力を駆使して戦った。
これにより泥沼化した戦局は打開され日本軍は破竹の勢いで侵攻した。
重慶戦がきっかけとなり戦場での形態は、攻魔士が中心に攻撃にまわり絶域士がそれの守護。従来の兵器に絶域攻魔を搭載した通称「絶域攻魔大型重火器」は後方支援という形となった。
中国本土侵攻戦が終戦した後も日本は攻魔士と絶域士の育成に力を注いだ。技術の発展により攻魔士の適性者は増えたがそれでも絶域士とは8万9千人に一人という比率だった。
それぞれの攻魔士達には「加速」、「再生」、「高速飛行」、「狂戦士」のいずれかの能力が備わっていた。
この七年の戦争で日本の「絶域」、「攻魔」両技術は飛躍的に進歩した。
2050年、世界はアメリカ、ロシア、ドイツ、日本の四局構造となった。
アメリカはマリアナからオーストラリア全域、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を掌握。
ロシアは北欧、西アジア全域と中東を掌握。
ドイツはイギリスを含めたヨーロッパ諸国、中東とアフリカ大陸全土を掌握。
日本は中国を含めた東南アジア全域を掌握した。
この頃世界は資源の代用、人工的栽培技術により資源食糧両問題は解決されつつあった。
しかし世界が四つの大国によって四局化したことにより収拾がつかなくなってしまったのだ。
今でもドイツとロシアは中東の残り僅かな石油を巡って争っている。
そして日本はアメリカ、ロシアから謎の新技術の公開を迫られた。
暴動にまで発展した非核主義と国営の危機にあった世界にはもはや核兵器が無い。
その状態で日本の新技術は規格外過ぎたのだ。
しかし日本はそれを秘匿し続けた。アメリカ、ロシアは公開しなければ攻撃も辞さずという様だったが国が苦しい状態で戦争は出来ないと日本は割り切っていた。
そして世界は冷戦状態に突入した。

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