暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos43王のマテリアルD/闇統べる王〜Lord Dearche〜
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ってわたしの隣に来たから、「その司令ってゆうの、たぶん人違いと思いますよ。世の中、そっくりさんは3人は居るって話ですし」って、遠回しに避難するように言う。

『王さまの危険な発言を聞いた後で逃げるわけにはいきません!』

リリィさんの強い意志の籠った声に、わたしはもう言うことを聞いてくれへんなって観念して、「危なくなったら、何を置いても逃げてください」って言うてトーマ君とリリィさんの参戦を許可した。えらそうなことを言うてるな、わたし。まだまだひよっこ局員やのに。

「ふん。よかろう。2人掛かりで来るがよい。我は闇を統べる王、ロード・ディアーチェ。子鴉とチンピラの2人くらい、片手間で滅してくれるわ!」

――アンスラシスドルヒ――

わたしのブラッディダガーと同じ魔法を発動した王さまの周囲に40発と展開されて、「さぁ、踊れ!」射出してきた。トーマ君がわたしの前に躍り出て、「銀十字! 広域防御!」そう叫んだ。するとさっきみたく“銀十字”ってゆう本から無数のページが飛び出して来て、王さまの攻撃を防ぎきった。

「しかし不思議な使い方をするな、チンピラ。魔導書のページで防御など・・・!」

ページに防がれて爆発したダガーによって生まれた煙幕を突っ切って来た王さま。わたしは“シュベルトクロイツ”を王さまへ向け「クラウ・ソラス!」砲撃を放った。王さまはクルッと横に一回転して回避。“エルシニアクロイツ”に魔力を付加させての一撃、「アンサラーシュラークッ!」を繰り出してきた。

「おっと! 八神司令の家族じゃないって言うなら、こっちも手加減はしない!」

『今です、八神司令!』

王さまの一撃を大剣で受け止めてくれたトーマ君。

「そろそろ、その司令ってゆう呼び方やめてほしいかも・・・なっ!」

――クラウ・ソラス――

トーマ君と鍔迫り合いしてた王さまへもう一度、今度は至近距離で砲撃を放った。と、「猛れ、デアボリカよ!」って声を発した王さまがブワッと全身から魔力を放出した。それはまるでパンツァーガイストのような防御魔法で、真っ向から砲撃を防ぎきった。

「ポンコツ融合騎と融合しておらぬ子鴉の攻撃などでは、我が暗黒甲冑(デアボリカ)に傷1つとして付かぬわ!」

――インフェルノ――

トーマ君と一緒に左右に散開して降って来た6基の魔力塊を回避。王さまを包む魔力が消えたのを確認して「ブラッディダガー!」高速射撃魔法を発射。防御する前に着弾させればええ。王さまは“エルシニアクロイツ”に魔力を付加。そんでくるくるとバトンのように回して、「うそやろ・・・」全弾弾き飛ばした。

『銀十字!』

「シルバースターズ!」

王さまの全方位に並べられた10数枚のページの表面に魔力とは違うなんらかのエネルギーの球体
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