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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos43王のマテリアルD/闇統べる王〜Lord Dearche〜
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ゴツゴツしてて、デバイスって呼べるかも怪しい武器。古代ベルカ戦乱期に登場する騎士みたいな格好。それに側に浮いてるアレは、魔導書やろか。そもそも「魔力反応やない。また未知の何か、か・・・?」その辺も要警戒やな。
「あのー、すいません。お時間、少しだけよろしいですか?」
「??・・・???・・・っ! ええええっ!?」
その男の子がわたしを見て素っ頓狂な声を上げた。続いて、『や、八神司令!?』若い女の人の声が耳に――というか頭の中に届いた。目の前の男の子から2人分の声。女の人の声の持ち主はひょっとして融合騎やろか。とゆうことは、目の前に居る男の子は、ベルカ式の騎士・・・。それに、八神司令、って誰のことやろ。
「八神司令、小っさ! えっ、どうしたんですか、そんな子供の格好をして!」
『八神司令、とっても可愛いです! あ、じゃなくて! あの、もしかして八神司令がわたし達を呼んだんですか? なにか非常事態でも起きたんでしょうか?』
「えーと、どちら様でしょうか? 以前、お会いしたこととかありますか?」
そう訊き返すと、男の子は「何かのテスト? それに俺に敬語って、すごい違和感が」って呟いて、『それだと、なんの?ってなっちゃうよ』って女の人の声が漏れ聞こえてきた。んー、なかなか要領を得んなぁ。わたしのことを八神司令って呼ぶ男の子をよう見てみるけど、やっぱり知らん子や。女の人の声も聞いた憶えはなし。
「あのー、八神司令ですよね? 八神はやて海上警備部捜査司令・・・」
「へ? 確かに、わたしは八神はやてですけど、海上警備部捜査司令についてはなんのことかサッパリなんですが・・・」
そんなすごい肩書――役職になった憶えはあらへん。まだしがない研修生や。まぁとにかく、「今ちょっと非常事態中なので、詳しいお話を聞かせてもらいますね。お名前は?」まずは名前の確認。
「あの、トーマです。トーマ・アヴェニール。あの、ご存知ですよね・・・?」
『リリィ・シュトロゼック、です。これも何かのテストなのかなぁ・・・?』
「トーマさんにリリィさんですね。(んー、知らん名前や)。やっぱり聞いた覚えが・・・。とにかく、あのですね、ここは管理外世界ですので、渡航には許可が必要なんです。許可証、お持ちですか?」
名前は判った。男の子はトーマ君。融合騎らしい女の人がリリィさん。あとでアリシアちゃんに照合してもらおう。次に、渡航証明を持ってるかを訊ねてみる。無許可渡航は違法や。
「いっ! あー、あー・・・、すいません、持ってないです」
「あちゃあ、困りましたねぇ。じゃあ、ちょっと落ち着ける場所でお話をお伺いしますので、ついて来てくれますか」
返事はない。なんやホンマに困ってるって風に焦りの色が見える表情。見た目
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