暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
クエストと真実
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寄ってくる騎士達を消し飛ばしながらリーファに指示すると、リーファは頷き、降下を開始する。意図が分かったリオレウスとストレアは、近くにいる騎士達を殲滅しながらリーファの手伝いをする。
「行かせるか!!」
遠距離攻撃を放つ騎士に、<ビートバレット>を放ち、周りを巻き添えにする。そこに、近距離攻撃を放つ騎士が現れ、純白の雷でそれを受け止め、至近距離で数発撃つ。
「ーーーーーーハアッ!!」
そして、リーファ達が扉に着いたタイミングで騎士を蹴り飛ばし、加速する。
だが、騎士はそれを見逃す筈もなく、追撃をしてくる。
「くそ…………っ」
俺はそれを左右に避け、扉前で翼を仕舞い、扉から転がり出る。途端、扉が閉まり、その奥で騎士達が舞い上がるのが確認できた。
ーーーーーー死んでない。
俺はそれを確認すると、リーファの方を見る。すると、丁度キリトが蘇生した所だった。
俺は疲労した体を起こし、キリト達の方へいく。
すると、丁度キリトがリーファに礼を言っていた。
「ありがとう、リーファ。……でも、あんな無茶はもうしないでくれ。俺達は大丈夫だから……これ以上、迷惑は掛けたくない」
「迷惑なんて……あたし……」
リーファがそういうと、キリトが立ち上がり、俺達は再び扉へと足を踏み出す。
「き、キリト君!!ライト君!!」
すると、リーファが叫んだ。
「ま、待って……無理だよ、三人じゃ……」
「かもしれない。でも、俺達はどうしても行かなくちゃ行けないんだ。………アスナを助ける為に」
すると、リーファが動きを止めた。
「……今……今、何て……言ったの………?」
キリトがリーファを見て言う。
「ああ……アスナ、俺達が探してる人の名前だよ」
「でも……だって、その人は……」
口元に両手を当て、リーファが半歩下がる。
「………お兄ちゃん……なの?」
「え………………」
「お兄ちゃん…………?」
俺はキリトとリーファを見て、呟いた。そして、キリトがリーファのことを見て言う。
「ーーーーーースグ………直葉………?」
すると、リーファがよろめく様に更に半歩下がった。
「…………酷いよ………。あんまりだよ、こんなの」
リーファは首を左右に振り、キリトから顔を背け、左手を振る。出現したウインドウを操作し、ログアウトしていった。
「………何してる、馬鹿」
俺はソードスキル<メテオファイト>で固まってるキリトをぶん殴る。いや、叩き付ける。キリトはフィードバックで目覚め、俺を見る。
「ダーク………?」
「良いからとっととリーファに現実であって謝って連れてこい」
「けど………」
「けども何もあるかぁああああ!!」
今度は<ヴォーパルブレイク>を床に叩き付け、キリトを睨む。
「キリト。今リーファは、傷付いてるから行かないとか言い出すのは無し
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