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僕の恋物語
僕死ぬの??
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お弁当を開ける

「す、すごいね これ一人で作ったの?」 メニューは 唐揚げ 卵焼き ウインナー そのほかにもたくさん具材が入っていた。

「う、うん 少しお母さんに手伝ってもらったけど ほとんどは 私が作ったの」

「神野さんは家事できるんだ すごいよ」 僕は素直に褒めた。

「あ、ありがと 出崎君 じゃあ…その…あ、あーん…」

と神野さんは箸をだして 僕の口元に卵焼きをもってくる。 いわゆる あーというやつだろう そう理解するのに少し時間がかかった。

「……へ? い、いや 自分で食べられるよ…?」

「い、いいから…は、はい あーん」 顔を赤くしながら 神野さんは さらに口元に近づけてくる。

僕は諦め 素直に食べた。

「お、美味しい ね 」 顔が恐ろしく熱い。 たぶん 真っ赤になっているんだろう。

「えへへ じゃあ…こ、これも 」

また 口元にもってくる 今度は ウインナーだった。 今度はなにも言わず 素直に食べる とやっぱり美味しい。

「ど、どう…かな 美味しい?」

「お、美味しいよ すごいね 神野さん」

と こ、恋人みたいな ことをしながら 食べていき お弁当が空になった。 神野さんはお弁当箱を片付け 話をした。 僕は食後の運動をしようといい 神野さんと公園で少し遊んだ。

「食後の運動にしてはちょっとやりすぎたかもね…」

「そ、そうだね…あはは…」

そのあと少し休憩して また歩き始めた。

「今度は…どこにいくの? 神野さん」

「えと…ね 映画 とかどうかな 見るものは勝手に決めちゃったけど…いいかな 」

「うん いいよ じゃあ 映画見よう 」

ということで 映画をみることになった 。 その映画はホラー映画だった チケットを買い 適当な飲み物をかってから 僕と神野さんと二人で映画館に入った。
少し話していると 映画が始まったので 黙って見ていた。 すると…神野さんが僕の手を握ってきた。

「…大丈夫? 神野さん」 僕は小声で神野さんに言った。

「…い、意外と怖いね…これ…」 とぎゅぅ…と握りしめてくる。 僕は緊張してしまって声が少し上ずっていた。

「だ、大丈夫だよ がんばろ 神野さん」

「う、うん 頑張るよ 」 神野さんは少し声を震わせながら答えた。

そのあとも 神野さんは怖がって僕の手を握っていたので僕は映画どころじゃなくてほぼ 映画の内容が頭に入っていない。


「お、面白かったね あの映画」

「う、うん そうだね 」 内容全然覚えてないけど…と心の中でぼやき。

「そ、そろそろ 帰る? 時間も時間だし」

時計をみると もう 6時
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