暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第15話 =まさかの出会い=
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話

=第65層=【称号・黒衣の断罪者】

「…つまりは勝負して勝ち取れ…と」

「はい、話が早くてありがたいです」

そう頷くアスナ。
でもなぁ…この人1つ忘れてないか?

「俺武器ないんだけど…」

「えっ!?…あ!…そうだったね…」

天然ですかこのヤロー…
多分本気でこいつはたたかうつもりだっただろうな〜細剣に大剣で勝てるわけないよ…
2本になってもそれは同じかな〜

「ごめん、すっかり忘れてて…≪破壊神≫って呼ばれてる人と少し戦いたいな〜って思って」

「光栄だな…というか、少し口調柔らかくなったな」

「え…嘘!?」

あの61層であったときと今さっき俺に謝ったときでは大違い。
そういえば1層の時、フレンド登録してから連絡したことなかったからな〜…変わったことも知らないか。
副団長であるがために何かしらけじめをつけてたのかな…そんなに背負い込む必要ないのにな…

「あと、そういえば一緒にキリトと昼寝したんだっけ?」

「な、な、何で知って…!」

「一部には結構有名な話ですよ!?ソロの黒の剣士と最強ギルドの閃光がいっしょに昼寝してたって言うのは」

うっわ、めちゃくちゃ顔赤い…顔で水が沸騰できるんじゃないかってくらい赤い。
やっぱりSAOの感情表現ってオーバーだよな〜。

「お姉ちゃんには…言ってないよね…?」

アスナから質問が聞こえてきて「言ってない」と答えようとしたがアスナの口から出たあるフレーズが引っかかった。

「…『お姉ちゃん』?」

「知らないの?私、凛々の自由…だっけ。そのギルドの『ユカ』ってプレイヤーの妹なんだけど」

「へぇ…あいつに妹いたのか…妹ぉ!?」

まさかのカミングアウトに俺は完全に固まっていた。たぶん今モンスターがいれば攻撃されても気づかないだろう。そのくらい驚きだったのだ。
だって幼、小、中、そして今の高校ずっと一緒だけどあいつから妹がいるなんて話聞いたことないし、もちろんあったこともない。
なかなか家に関しては話されたこともないけど周りにも話したことがないやつなのだ。
そもそも俺はアスナにユカと幼馴染ということは教えてないはずなのだが…気軽に教えてもいいのだろうか…

「リクヤ君のことはお姉ちゃんからよく聞いてたよ」

俺の心を読んだのか、もしくは口から出ていたのか知らないけどあいつ、妹に何話してんだよ。
そしてすっかり口調が砕けたアスナさん。

「へぇ…にしても…妹…似てなくも…ないか?」

俺が無意識につぶやきながらアスナの顔をじろじろ見ていたらしく、アスナは顔を赤らめていた。
そのことに気づいた俺は謝ると、本題のことを思い出しアスナに「俺は言ってない」と言っておいた。

「よかったぁ…あ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ