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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第4話 いつもの朝
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凜袮「十香ちゃん。そんなに褒めても何もでないよ?」

十香「う……それはおかわり出来ないということか……?」

凜袮「え?おかわり?」

十香らしい発言である。素直にそう思ってしまった。

凜袮「あーくん、さっきから黙ってるけど……もしかして美味しくなかった……?」

凜袮が心配そうに一方通行の顔を見ている。いつも機嫌が悪そうな顔をしているのでそう思ってしまったのだろう。

一方「ン?別に食えなくはねェよ」

佐天「素直じゃないなぁ……」

一方「何か言ったか?」

佐天「いいえ。別に何も」

その時、凜袮が佐天と一方通行を交互に見ているのが見えた。凜袮は一方通行の発言をどう捉えたのかは知らないが、それ以上は追求してこなかった。

十香「うむ!凜袮の飯はいつもとてもおいしいぞ!」

凜袮「ちゃんと噛んで食べなきゃだめだよ?あ、四糸乃ちゃんは熱いの苦手だったからお味噌汁冷ましておいたんだけど、大丈夫だったかな?」

四糸乃「あ、ありがとう、ございます……っ!」

よしのん『いや〜凜袮ちゃんは気が利くねぇ〜理想のお嫁さんになれるよ』

士道「そうだな。安心して家事を任せられるし」

十香「うむ!料理も美味いしな!」

凜袮「もう、どうして今日はみんなそんなに褒めてくるのかなぁ……照れちゃうよ……」

照れている凜袮。その姿はこの世の男の9割以上を落としそうな可愛さだった。

琴里「凜袮おねーちゃんの作るお味噌汁おいしー!」

凜袮「本当?そう言ってもらって嬉しいよ」

琴里「おにーちゃん、出し巻き卵余ってるなら1つちょーだい」

士道「ん?あぁ。余ってるから別にいいよ」

琴里「おにーちゃんありがとー!あいしてるぞ!」

士道「お、おう……」

過激な妹からのプロポーズに反応に困った士道であった。

と、ふと凜袮が気づいた。

凜袮「あ、でも士道の足りなくなっちゃう。私の1個あげるね」

士道「いや、そうすると凜袮の分がなくなっちゃうし……」

凜袮「いいの。私がそうしたいんだから。はい士道、あーん」

士道「あーん……うまい。凜袮独特の味付けがおいしいよ」

と、この行為に、十香、四糸乃、琴里が黙ってはいなかった。自分たちもそれを士道にやりたいと。

士道はその時遅刻するからまた今度といい、この場をおさめた。

凜袮「あれ?」

士道「どうした?」

凜袮「え?ううん。なんでもない」

士道「?そうか」

凜袮のあたふたな態度に疑問を覚えつつも、朝ごはんを少しずつ平らげていく。

凜袮「(確か、士道に私の出し巻き卵をあげて、私の分は無くなったはずなのに……)」

凜袮の目の前の皿には確かに出し巻き卵
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