第十三話 幼児期L
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結婚していてもおかしくない年だったりするのか。うわぁ、実感ねぇ。
―――って、もう考えが横道にそれているし。
「題名は、『未来予想図』……かな」
呟いた言葉通りに題名を書き込み、一息つく。これからどうするかも大切だが、まずはこのまま未来が進めばどうなるかを考えるべきだと思う。
そうすれば、俺がいることによる変化や変わらないこともわかるはずだ。何が起こり、何が原作との違いとして出て来るのか。やばそうというのは、漠然と理解しているけれど。
それでは最初に、俺の行動方針を決めようと思う。これから先、俺が必ずすることを定めておく。そして、もしそのまま決めたこと以外に、俺が特に動かなければどうなるかを予想していこう。うーん、俺が絶対にすることか…。
第1に、アリシア・テスタロッサを救うこと。事故をなんとか回避して、アリシアを死なせない。これから先も家族として、ずっと一緒に生きていきたいからな。
第2に、家族を護ること。これは、第1の目標にも関連している。言葉にしたら簡単だ。ただ普通に笑って、みんなでご飯食べて、おしゃべりして、そんな楽しい毎日を過ごしていきたいだけだ。
第3に、大きくなったらいろんなところを放浪してみたい。もともとリリカル物語に転生したいと思えた大きな理由の1つだしな。ドラゴン見たり、宇宙見たり、遺跡とか見たり、もしかしたら妖精とかエルフとかもいたりするんだろうか。記念写真一緒に撮ってくれるかなー。
第4に、ぶっちゃけ死にたくない。そのために転移っていうレアスキルを選んだんだ。危なくなったら即逃げる。放浪する時だって、無茶はするつもりないしな。人生楽しく往生が俺のモットーだ。
後は、……これといって絶対やることは今のところ思いつかないな。友達作ったり、もふもふ王国作りたいとか、こうしたいなと思うものはいくつかあるけど。まぁ、ただの願望か。とりあえず、この4つかね。家族のことと、見事に自分のことばっかりだな。いやはや。
それじゃあ、この4つを必ず実行するようにこれから先、俺は動くとする。そうなったら原作はどうなるのか。1つずつ潰しながら考えていくべきだな。
正直第3、4の目標に関しては、気をつけさえすれば問題ない気はする。放浪する時は、原作開始時は地球に近寄らないようにすればいい。そんで、ロストロギアには関わらない。もし職に就くにしても、管理局には就職しない。危ない職業にも就かない。こんなもんか。
そして第1、2の目標だが、ある意味アリシアが生きていること、アリシアが幸せでいることに関しては、問題はないんだ。
問題は彼女が死んだことによる世界の変化だ。特に母さんの存在が大きい。原作との乖離点は、ヒュードラの事故が起きてからの母さん
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