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電光提督ノゾミアン
第三話 デート大作戦
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「中々距離が縮まないわね。」

「もっとスピードは出ないクマ?」

「上下に揺れて狙いが定まらないニャ。」

メリーゴーランドの馬に乗った状態でライフルを構えていた。

「当たり前だろうが!メリーゴーランドってのはそう言うモンなんだよ!!!」

そんな彼女達に木曾がツッコミを入れる。

「あれ?木曾も結局北上の彼氏に試練を与えに来たクマか?」

「ちげえよ、ただお前らが暴走しないよう見張りに来ただけだ。」

そうこうしているうちにメリーゴーランドは終了。ソニックと北上はジェットコースターの方へ移動する。
その様子を追跡組は柱の影から覗いていた。

「ジェットコースターか。まあ、遊園地に来たら定番だな。」

「また北上さんと手をつないで・・・」

「次はどうするクマ?」

「私にいい考えがあるニャ。」




柱の影から飛び出した多摩はこっそりソニックの後ろにつくと、彼の背中に拳銃を突き付ける。

「動くんじゃ無いニャ。」

そして、北上に聞こえないよう小声で脅す。

「大人しく言うことをk・・・」

ボカッ!!

「ニ"ャ!?」

が、即座に振り向いたソニックにぶん殴られてしまった。

「スナイパーの後ろに立つとは、いい度胸をしているな。」

「ニ"ャ〜」

強烈な一撃に完全に伸びてしまった多摩。すると、北上が彼女の存在に気付く。

「何してんの?多摩?」

「知り合いかい?」

「うん、私の姉妹艦。一応、姉って事になるね。」

「北上さんのお姉さん?それが何でこんな事を?」

「さあ?とりあえずデートの邪魔されたら嫌だしさ、ロープで縛っとこ。」

「そうだな。」

そして、多摩はロープで縛られ放置された。



「多摩がやられたクマ。」

「くっ・・・流石は鉄道警察隊のエリートと言った所ね。」
※青葉情報

「中々やるじゃねえか、あいつ。で、どうすんだ?」

「とりあえず、多摩を救出するクマ。」

そうやって球磨達が多摩を救出している間、北上とソニックはジェットコースターを楽しんだ。
そして、その次に二人が行ったのは・・・お化け屋敷だった。

「まさかあいつ、暗がりで北上さんに良からぬ事を・・・」

「いや、そりゃねえだろ。」

「でも、お化けに驚いた北上があいつに抱くってシチュエーションはあるかもしれないニャ。」

「北上さんが、あいつに抱きつく・・・そんなのダメ!!!」

「それすらダメなのかよ・・・」

姉の独占欲の強さに呆れる木曾であった。

「私たちもお化け屋敷に入るわよ!!!」

そして、一行もまた北上達を追ってお化け屋敷に入るのであった。





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