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アラガミになった訳だが……どうしよう
夫になった訳だが……どうしよう?
58話
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「腕の?」
「調べてみなければ分からないのだけれど、もしかすると元通りとまでは言わないけれどある程度元の人間の腕にまで戻せるかもしれないからね」
ふむ……専門的な知識で照らし合わせれば何かしらの発見もあるだろうし、妙な事をする心配もないだろう。ただし、許可を出せるのはジルがそれを良しとした場合のみだがな?
「俺は構わないと思うぞ」
「私も、サカキは性格に関して問題はあるけど腕に関しては信用しているから、いいと思うよ」
「そうですね……分かりました。ただ、レオも一緒にデータをとってください。もし結果として少しでも姿形が人に近づけると言うなら、それを受けるべきはレオですから」
「ああ、それは勿論だよ。それではマキナ君達はハンニバルの出現まで自由にしておいてくれたまえ」
サカキはそう言って部屋を出ていったので、俺とイザナミはいそいそと用意を始める。三角巾、エプロン、手袋……よし、道具はちゃんと揃っている。
「お、お父さん、お母さん、一体何を?」
「二人とも、目が据わってますけど……」
今から何をするか?
そんなもの決まっているだろう!?
「「掃除!!!!!」」
こんな所薄汚れたところで落ち着いていられるか!!ここが野宿せざるを得ない状況なら我慢もできるが、ここで暮らすとなればこんな環境はとてもじゃないが我慢出来ないな。
当然お前たちにも手伝って貰うぞ、ジル、レオ。
「はい、レオは壁をお願いね。ジルはマキナと掃き掃除を、いいね?」
そう言いながら、イザナミは既に天井に手を伸ばして天井の汚れを落としにかかっている。
新居に引っ越したからにはまず最初にやるべき事は掃除だろう?






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