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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第25話-2 『ようやく気付いた、真実<ほんとう>の気持ち』
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わって、それでもまだ話は残っていたので、ドリンクを注文して。
「でも、『疲れた』かぁ……そっちの話は難しそうだね……」
「そうなんですよね……そっちは、オレにもさっぱりわかんなくて」
相談に戻ったのだけど、こちらについては、雪姫にもよくわからない様子だった。
──本当は、もう一点。
雪姫に対しても、まくらは何やら思うところがあったらしいという疑問もあったのだけれど、
これは流石に雪姫本人には言いづらかったので、割愛させてもらっていた。
お互いに黙りこんで、ひとしきり考えこんでいたのだけれど、やがて雪姫がポツリと口を開いてきた。
「……もしかして、だけど。
『疲れた』って、計佑くん達との生活っていうよりも、お父さんに対しての話、だったりしないかな……?」
「……へ……?」
全く意味がわからずに、きょとんとしてしまった。
「……え? いやだって、そっちに疲れたっていうんなら、尚更オレ達との生活を続けたいってなるんじゃ……」
「あ、ううん。そういう意味じゃなくてね……」
計佑の疑問を遮った雪姫が、
「……えっと。まくらちゃんって、お父さんのコト大好きなんだよね?」
「あ、はい。それは間違いなく」
尋ねてきたことに即答して。
「でも今までだと、まくらちゃんはお父さんとの時間、殆どとれてなかったんでしょう?」
「……はい」
「だったら、その……お父さんと一緒に過ごせない事の不満が募って、その事に『疲れて』。
それで、新しい環境……お父さんとの時間がとれるかもしれない方に行こうとしてるって事は……ないかな?」
「……え……」
──そう言えば……あの時のアイツ、『今の暮らしに疲れた』って言っただけなんだよな……
俺達との、なんて言葉はついていなかった……
雪姫のその言葉は、眼から鱗だった。
てっきり、自分たちに対する不満からくる言葉だとばかり思い込んでいたけれど。
確かに雪姫の言うような考え方もある事に、今初めて気がついた。
「すごい、先輩……!! 確かに、それだったら全然納得出来ますよ!!」
「えっ、そっそう? 私の勝手な予想で自信なんかなかったんだけど……うん、
計佑くんもそう思ってくれるんなら、的はずれな意見じゃなかったみたいだね」
意気込む計佑に、雪姫が微笑を返して。
……そう、必ずしも間違った考え方ではなかった。
確かに、今雪姫が披露したような考えも、まくらの中にはあった。
けれど、硝子のようなずば抜けた洞察力や由希子のような年の功がない二人では、
まくらの本当の胸の内を──察する事が出来ないのも、無理はなかった。
「そっか……おじさんが向こうでどうなるかは聞いてなかったけど。
時間がとれるように
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