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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第25話-2 『ようやく気付いた、真実<ほんとう>の気持ち』
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まくらからの連絡はなかったけれど、それでももうこちらから折れようと、電話をかけて。
──前と変わらず、着信拒否状態だった。
まだ何か怒っているのかと、溜息をつきたくなったが、とにかく仲直りをするにも話が出来なければ。
携帯が駄目ならと、固定電話のほうにかけてみた。
『はい、音巻です』
──数日ぶりでしかない筈なのに、随分と懐かしく感じる声。
そのまくらへと、つい弾んだ声で話しかけた途端、──切られてしまった。
流石にそれには、改めて怒りが湧いて、けれどすぐに凹んでしまって。
……そして、次の日を迎えて立ち直ると。
また改めて──何度も電話をかけ直した。……けれど、一度も繋がらなかった。
また次の日。もう半ば意地になって、またまた電話をかけ続けて──やがて、ついに相手が電話に出た。
「──おい、まくらっ、一体──」
『──計佑君かい?』
声を荒げようとしたところで、落ち着いた男性の声が聞こえてきて。息を呑んだ。
「……え……え、隆おじさん……?」
『うん、そうだよ。……でも嬉しいな、私とはあまり話した事もないのに、すぐにわかってくれたんだね。
……あ、いや見送りきてくれた時に話したばかりだったし、そもそもここは私の家だしね』
電話口の向こうで、まくらの父が軽く笑ってみせた。けれど、計佑としては戸惑うばかりだ。
「えっ……な、なんでおじさんが……」
──こんな時間に家に? そんな疑問が浮かんだが、考えてみれば別におかしな事ではなかった。
転勤先では、時間の余裕が出来るという話は聞いていたのだから。
以前とは違い、落ち着いた様子で自宅にいる事だって、もう当たり前の話だった。
「あっ……!! こ、こんばんはっ、おじさん。あ、あのっ、オレまくらと話をしたいんですけどっ……」
少し考えてみればこんな展開は予想できていて然るべきだったのだけれど、
まくらと話すことだけで頭が一杯だった少年はすっかりその可能性を失念していて、
予想外の人物の登場に余裕をなくした。
それでも、どうにか一言挨拶を入れて、要件を口にしてみせたのだけれど、
『……う……ん。その事なんだけどね……』
隆の口調が、急に歯切れの悪いものになった。
『……もう、まくらに連絡をとろうとするのは、やめてもらえないかな……?』
「……え……?」
一瞬、何を言われているのかわからなかった。──いや、わかりたくなかった。
「……え……え、な、なんでですか? ど、どうしてそんな……」
『……まくらは、計佑君とは話したくないって言ってるんだよ……』
──それは。それは一応はわかってる。ケータイだって着拒されてるのだから。
──でも。まくらが何かまだ怒っ
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