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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第24話-1 『合宿二日目・まくらの怒り。雪姫たちの喜劇。「妹扱いくらい、続けてよ……」』
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つきの一環だろうとは勿論わかっていたつもりだったが、
あまりの豹変ぶりにちょっとだけ不安があったのも確かだった。
しかし今、こうしてニコニコと満面の笑みで雪姫の事を語る姿を見れば、完全に杞憂だったことが確信出来た。
──そういや先輩も、俺のコトだけはからかってくるんだったよな……
皆に優しい性格をしているのに、自分に対してだけは厳しく弄ってきたりもする雪姫。
──好きな人間ほど、からかいたくなるのは先輩んとこの血筋とかなのか……?
そんな事を考えて、しばし無言になっていたら、
「それよりけーすけは、なんでおねえちゃんにはあんなに遠慮してるんだ?
オマエだって、ホントはおねーちゃんをいじり倒したいとか思ってるんだろ?」
「ええ!? バカ言うなよっ、オレは先輩にそんなの思ったことねーぞっ」
今度はアリスからそんな質問がきて、それに慌ててそんな答えを返した。
「えっ、ウソ!? ないのかっ? ……意外だな〜、てっきり遠慮してるだけかと思ってた……」
計佑の声に、心底驚いたような顔をするアリス。しかし、驚かされたのは計佑とて同じだ。
「なんだよそれは……なんでお前、そんな風に思ったんだ?」
「だっておねえちゃんって、虐められてるくらいのが一番輝くじゃん?」
「はぁ? いや、そんな事はねーよ。先輩だったら、嬉しそうに笑ってる時が一番輝いてるだろ?」
アリスのセリフに全く納得できなかった少年がさらりと答えたが、
その答えを聞いたアリスはじわじわと頬を染めていって。
「……お、おお……笑顔が一番輝いてる、か……
な、なんかオトナなセリフだな。オマエやっぱ、お姉ちゃんの事愛してんだな〜……」
感心した様子でこちらの顔を見上げながら、そんな事を言ってくる。
「なっ!? バッ! 変な風に捉えんなよ!! ふ、普通に考えたら、笑ってる顔が一番カワイイのは当たり前だろ!?」
アリスのリアクションで、自分のセリフの恥ずかしさに気付いてしまった計佑が慌てて弁解したが、
「ふ、ふ〜ん……オマエはそれで普通なのか……やっぱけーすけってスゴイな……」
そんな事を呟きながら、アリスが俯いてしまった。何やらまだ誤解されてるような気がして、
もう一度弁解を重ねたくなったが、それより早くアリスがガバッと顔を上げてきて、
「ま、まあともかくだな! ドSなお前なら、
そのウチ絶対、おねえちゃんをいじる楽しさだってわかるようになるハズだぞっ?」
そんな風に話を戻してきた。こちらとしても、その方が有難いのでそれに乗っかる事にして。
「そっ、そんな事わかるようになんて……そもそも俺、ドSってワケでもねーし。
……うん、やっぱりそんな事にはならないと
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