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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第24話-1 『合宿二日目・まくらの怒り。雪姫たちの喜劇。「妹扱いくらい、続けてよ……」』
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の話まさか本気で……!?」
喚く雪姫に、計佑が全くついていけないでいると、
「お、おねえちゃん達……そんな約束してたの!?
ていうか、私みたいなのならともかく、おねえちゃん達が同じコトするっていうのは……」
自分と計佑が今どんな状態か──省みたアリスが、みるみる赤くなっていく。
「ちょっ、おい!? 変なコト想像すんなよ!!
先輩が一人で勝手に言ってただけで、オレはそんな約束した覚えないっての!」
とんでもない誤解をされている事に気付いて、恥ずかしさから必死で否定する。
……けれどそれは、雪姫にとっては裏切りにしか思えない言い草で。
「ひ、一人で勝手に……? そ、そんな……ひどいよ。ど、どうしてそんな言い方するの……?」
べそまでかきそうな気配を漂わせる雪姫に、慌てて向き直る少年。
「あっいや!? すっすいません!
と、とにかく先輩の言いたい事はわかりましたから、えっと、その……」
一旦言葉を切ると、またアリスへと向いて、
「な、なあアリス、もう今日はこんなんはやめにしよう、な? 確かに、お前にもちゃんと星見て欲しいし」
「えっ……でも……」
アリスが寂しそうな顔になって。
そんな、可愛がっている子猫の悲しそうな顔に、『うっ』という声が漏れてしまう。
それでもアリスを抱えると持ち上げて──隣に下ろしながら、
「先輩がいない時にでも、ちゃんと甘えさせてやるから」
そんな言葉をこそっとアリスに囁いて、
「聞こえてるよぉお!!?」
しっかり雪姫にも聞き取られてしまう、間抜け少年。
「わ、私に隠れて、二人っきりで今みたいなコトしようっていうのぉ!?
そ、それこそヒドすぎるよっ!!
もおっ、もおお!! どうしてっ、どうして計佑くんはそうなのぉ!!?」
「あっいやっ、その! そんなっ、別に泣くほどのコトじゃ……!?」
とうとう泣きだしてしまう雪姫に、計佑はおろおろする事しか出来ない。そして──
「……く……くく……っ!!
お、おねえちゃん必死過ぎる……! ホ、ホントにべそかいちゃうなんてっ、面白すぎっ……」
計佑の隣で身体を折り曲げて、くっくっと笑いをこらえている少女がいた。
「……へ……?」
「……な……?」
雪姫がきょとんとして、計佑は唖然として。
それにアリスが、目尻の涙を拭いながらニヤニヤとして、
「今朝までみたいなのは、もうけーすけにバレちゃってるからちょっとシュホーを変えてみたんだけど。
まさかここまで面白くなるなんてね〜?
おねえちゃんだけじゃなくて、けーすけも最高に面白かったぞ!
オマエ、ホントにおねえちゃんには弱いんだなー!!」
言い終えると、
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