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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第24話-1 『合宿二日目・まくらの怒り。雪姫たちの喜劇。「妹扱いくらい、続けてよ……」』
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、何を言えばいいのか──全く見当がつかなかった。
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やがてまくらの姿が見えなくなって。
それでも計佑はその場に立ち尽くして、まくらのおかしな言動について頭を悩ませていた。
──本当に何なんだ……この間の事といい。
つい先日も、珍しく褒めたというのに、まくらがいきなりキレてしまった事を思い出した。
──あいつの言うことがさっぱりわかんないなんて、以前はなかったんだけど……
そんな風に考えていて、
──……いや、あるにはあった、か……
まくらが霊になっている間──特に、旅先で──の事だ。
あの旅行中にも、まくらの言動に妙な時があった事を思い出した。
あの時には、てっきり霊状態でいる事に参ってきているせいだとばかり考えていたけれど。
──何か他にも原因があったりした、とかなのか……?
そんな風にひとしきり考えこんでいたのだけれど、
「……ダメだ。やっぱりいくら考えても、全然わかんね……」
結局、『何もわからない』という結論にしかたどり着けなかった。
いつまでも抜けだしている訳にもいかないと、考えるのを諦めて。
視聴覚室へと戻ることにして、玄関で履物を変えているとパタパタという小走りの足音が聞こえてきた。
振り返ると、
「──目覚くん!」
硝子が駆け寄ってくるところだった。
「あれ、須々野さん? どうしたの、なんか慌てて……?」
「どうしたのじゃないよっ、ねえ、ちゃんとまくらと話したのっ!?」
何事かと首を傾げてみせると、硝子はぶつかりそうな勢いで詰め寄ってきた。
「えっ……う、うん、話はしたよ。ちゃんと、謝りもした、つもりなんだけど……」
「うそっ! だったら、まくらがあんなに落ち込んでるハズないでしょう!?
……表面上は普通だけど……でも、私にはわかる!」
「……そっか……やっぱり……」
別れ際の様子からすれば、確かにまくらは消沈している筈だけれど、
周りに人がいる時には無理してでも明るく振舞っているのだろう。
その辺は流石だったけれど、やはり機微に敏い硝子には見抜かれると言う事か。
……それにしても、
「本当に、何なんだろうな……あいつが言ってた事、オレにはさっぱりだったんだよ……」
頭をガリガリとかきながらぼやいてみせると、いくらかは落ち着いた様子の硝子が尋ねてきた。
「ねえ、どんな話をしたの?
昨日の目覚くんの気持ち、正直に話したんなら、まくらだったらきっと笑って許す筈なのに……」
「うん、オレもそれはそう思ったんだけど……」
さっき自分が不審に感じた事と、全く同じ事を考えている硝子の、
相変わ
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