第93話 少年達はOHANASHIするようです
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瞬間移動のような速度の跳び蹴りを防ぎ受け流して、後方へ態と弾かれる。
その先への高速移動からの八極拳以外の拳法も使った猛攻を受け流し、受け、距離を取る。
術式兵装と研鑽を積んで漸く、こいつの拳を受けられる。強い・・・・・でも!
「『雷の断頭』!!」
「フッ。」
ガキキキキン!!
詠唱破棄して放った雷のギロチンは下の水を利用し巨大化した『氷の盾』に防がれるけど、十分だ。
前とは違う。あいつに防御させ、拳を当てる事も出来た。・・・戦える!!
「それだ。いいよネギ君。それでこそだ……!」
ガッ! ガガガガガ ガキィィン!!
「ふぅぅっ!!」
ガッ!
連打を受け、氷の刃を『劣化・断罪の刃』で受け、鍔競あう。くそっ、こっちはこんなに必死だって言うのに
あんな涼しい顔をして・・・!攻撃が効かないんじゃ、こうしててもいずれ魔力切れで――
ドクンッ
「……!?」
ズンッ!!
「フン……。」
『闇の魔法』の反動で意識が飛びかけ、その隙をついたフェイトの攻撃が直撃する。
ダメージと弾き飛ばされた衝撃と、既に限界ギリギリだった術式兵装が完全に解けてしまった。
マズイ・・・!遅延している魔法もないし、体勢を・・・!
「どうしたんだい?立ちなよネギ君。失望させないでくれ、その程度ではない筈だろう?
全てはここからだ。この程度で終わるなんて……許さない。」
ヒュオッ
一瞬鬼気迫る何かを見せ、フェイトは動けない僕に氷の刃を振り下ろす。
手も無く、ここまでかと諦めたその時・・・空からいつもの声が聞こえて来た。
「どぉぉっせぇぇぇええええええええええええええええいい!!」
ズッドォーーーーン!!
「………やれやれ、君も随分洒落た真似をするね神楽坂明日菜。でも……無粋だよ。」
ガ――ズパッ!
「うっさいわね!こちとらお上品に構えてる奴は嫌いなのよ!!」
降って来た明日菜さんの剣をスルリと躱して、僕に振り下ろしていた刃を明日菜さんへ振るう。
それを明日菜さんが受けると、あんなに硬かった氷の刃はバターの様にドロリと斬れる。
「成程、普通の魔法では対処出来ないようだね・・・!」
ガッ!
「おぉっと!女の子にマジになるってぇのもどうよ、フェイト?」
「千の刃の……「行け、嬢ちゃん!!」
「はいっ!」
再度、逆の手に特殊な術式で編まれた氷の刃が現れ不可避の一撃が明日菜へ襲い掛かったけど、
今度は気合ジャンプで現れたラカンさんが掴んで、その背中からヒョコッと出て来た・・・のどかさん!?
の手には一冊の本と、人指し指には爪と羽を
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