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機動6課副部隊長の憂鬱な日々(リメイク版)
第2話
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の戦闘指揮をとる人間をこれも別に置きたいんや。
 ただ、なのはちゃんとフェイトちゃん、あとシグナムとヴィータには
 実戦部隊の隊長と副隊長を任せるつもりやねん。 で、その下に若い魔導師を
 つけて、2個分隊を編成するつもりや。 
 それになのはちゃんは部隊の戦技教導、フェイトちゃんは捜査、シグナムには
 聖王教会との連絡役をやってもらうからそれ以上はちょっと難しいやろ。
 ほんで、作戦部で事務仕事に慣れてて優秀な陸戦の指揮官でもあるゲオルグくんに
 白羽の矢を立てたっちゅうわけよ」

つらつらと自らの構想となのはたちの役割を話すはやての口調はまさに立て板に水。
口を挟む余地もなくゲオルグは頷きながら黙って聞いていた。
一旦止まったはやての言葉であったが、さしたる間をおくことなく再開する。

「戦力保有制限についてはゲオルグくんの指摘の通りや。
 そやから、なのはちゃん・フェイトちゃん・シグナム・ヴィータと私自身に
 能力リミッターを掛けるつもりや。 当然、ゲオルグくんにも掛けさせてもらう。
 そうまでして集めたんは、この部隊が私やなのはちゃんたちの夢やったから。
 なのはちゃんやフェイトちゃんが居てへんのやったら、部隊を作る意味なんか
 あれへんかったんよ。 少なくとも私にとっては」

言いたいことを言い終えたはやては、やれやれとばかりに大きく息を吐いた。

「ふむ・・・」

はやての長台詞をじっと黙って聞いていたゲオルグは、眉間にしわを寄せて
やや俯き加減の姿勢になると、心の中ではやての話を反芻し始めた。

(夢、ね。
 それだけの理由で1部隊にしてはあまりにも過大な戦力を抱え込むか?
 他に何か理由がありそうだけど・・・)

ゲオルグは薄く目を開けてはやての様子をうかがった。
はやては机の上で固く両手を組み合わせ、落ち着かない様子で目線を
さまよわせていた。

(何か隠してる事があるのか?
 でも、はやてならこんなに判りやすい態度を見せないよな。
 ただ緊張してるだけのようにも見えるけど。
 まあ、まずは当たり障りのない話題からいくか・・・)

ゲオルグは顔をあげると、小さく嘆息してからはやてに話しかけた。

「俺も能力リミッターを掛けられるって話だけど、どれくらいの制限が掛るんだ?」

「ゲオルグくんは直接の戦闘要員やないからね。 悪いけど私と同じ
 4ランクダウンのリミッターを掛けさせてもらう予定や」
 
すまなそうに表情をゆがめたはやての言葉に対して、ゲオルグは驚きを隠しきれず、
僅かにその目を見開いた。

「4ランクって・・・陸戦Sランクの俺はBランクまで落とされるのか。
 それだと実戦ではほぼ戦えないな」

まいったとばかりにため息をつくゲ
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