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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic1 参上、魔法使いライダー
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見終えた後、学校から出された課題を黙々とこなしていた。
7時になり、二人が夕飯の支度をしようとしていた、その時。

…キィィィン。
「「!!」」

鈍い金属音の様な音がエリカとサラの耳に響いた。
この音は普通の人には聞こえないが、エリカとサラだけにははっきりと聞こえるのだ。

「先輩、また敵が現れた様です。行ってきます!」
「うん、気をつけて…あと、もし相手が手ごわかったらさっきの指輪を使ってね!」
「わかりました!」

エリカは力強くうなずくと部屋を飛び出し、外へ出るやガレージで何かを強く念じ始めた。
すると、エリカの腰あたりに手形を模した円盤状の物体…ディスクが姿を現し、彼女は右手の中指に指輪を装着し手形に軽くふれる。

『コネクト!プリーズ!!』

エリカの後方に魔法陣が現れ、彼女はそれに手をかざす。
すると、バイクが魔法陣から現れるやエリカの横にドスン!と着地した。
ライトブルーのカウルが美しいバイク…マシン・アバタールに彼女は乗り込み、現場へと向かう。



現場にいたのはコウモリをモチーフとした赤い怪人で、口から紅蓮の炎を吐き散らしながら物や車を燃やしまくっていた。
街路樹はボゥッと音をたてて燃え上がり、車は爆音をあげて爆発し、人々は怪人の脅威に恐れおののき逃げまどうばかり。
そんな人々の波をかき分けエリカは突き進む…悪しき者を討ち、平和を守るために。


『カーカカカー!見よ愚民たち、これが俺の力だ!!』
「「「わぁぁぁぁぁぁ!!」」」
「「「きゃあぁぁぁぁ!!」」」

怪人の名はフレイムバット・ホムンクルス。この世界で実体化した『ホムンクルス』と呼ばれる者だ。
ホムンクルス…それは古い時代、『竜の魔法使い』により異空間に封印された魔法生命体が、この世界の人々が抱えている悪しき欲望や絶望といった『負の力』をエネルギーとして吸収し封印を解除、個人の持つ『ゲート』(とどのつまり扉みたいな物)を通過する事で実体化して現れる、言ってみれば『負の人造人間』なのだ。
尚、ゲートは負の力を持っている人であれば誰でもよく、またゲートを簡単に見破る方法も(現段階では)見つかっていないため、非常に厄介なのである。

ただ、エリカとサラを除いては。

『さぁどうしたどうしたぁ!早く逃げないと…皆丸焼けだぞォ!』

フレイムバットは口から火炎放射を繰り出し、町一帯を蹂躙しようとしていた。
まるでガキ大将が、大人しい子供をおどしているかの様に。
だが。

「…はぁっ!」
『ぶるげらっ!!?』

フレイムバットは背後から何者かにより追突され、思い切り顔面から地面に激突していた。
ようやく上半身を起こし後方を見ると、そこにはマシン・アバタ
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